『ザ・ビートルズ』
ビートルズをロクに聴いたこともなければ、ロクに知りもしない2人が、『ビートルズ - ザ・ビートルズ』(通称『White Album』)を厳かな気持ちで聴きました。
初心者丸出しの「バンド名がタイトルだから」という理由で数ある作品からこのアルバムを選んでいます。ただ、あとから調べたら一番売れたアルバムは『サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンド』のようです。次回があったら、こちらも聴いてみたいと思います。
guchon
では、早速聴いてみますか!
kobochanne
まず、おれらがいかにビートルズのことを知らないのか、ちょっと説明しておこう!
guchon
『Help!』は『なんでも鑑定団』で知ってる。
kobochanne
わはは!いいコメント!ビートルズ童貞まるだし!
これまでCDとかでビートルズを聴いたことある?
guchon
能動的にビートルズを聴いたことって人生で一回もないかも。親がビートルズ好きだから、実家でたまにかかってたぐらい。
コボチャンのビートルズレベルはどんなかんじ?
kobochanne
おれはメンバーの名前もたぶん全員わかると思うよ。中学の頃、市立図書館で2~3枚借りたことあるし。
guchon
おお!自分から聴いたのは高ポイント!
kobochanne
なんでも聴いてみたい年頃だったしね。でも、どのアルバムを聴いたのか覚えてないくらいだよ。
guchon
今日は『ビートルズ=なんでも鑑定団』ってイメージを打破したいよね。
kobochanne
いや、おれはそこまで『なんでも鑑定団』とイコールで覚えてないよ!
guchon
全国の平均のビートルズレベルが3だとすると、
コボチャン=ビートルズ レベル2
ぐちょん =ビートルズ レベル1
って感じかな。
kobochanne
レベル2ももらえてたら恐悦至極よ!
正直、ビートルズって「ディスクユニオンのロックコーナーにいるオッサンが聴いてるんだろうな」くらいの失礼なイメージしかないし。今や、こっちもオッサンだけど。
guchon
自分らの親世代のイメージだよね。
kobochanne
そうそう。なんならもっと上かも。
guchon
ポピュラーミュージックの元祖みたいなもんだろうし、ここらで通っておかないとね。
kobochanne
大仏を観光するような厳かな気持ちでいきましょう!
guchon
いっけー!
kobochanne
いくぞー!
guchon
30曲で1時間半ってマジ詰め込みすぎ!
kobochanne
ほんとだよ!なんでもいっぱい入れたらいいってわけじゃないんだぞ!
Back In The U.S.S.R.
guchon
では、まずは1曲目『Back In The U.S.S.R.』
kobochanne
早速、飛行機の音からスタート!
guchon
1曲目はまさにイントロ!って感じだね。「なんか来る!なんか来る!」っていう。
来たのは飛行機だったけど。
kobochanne
この「U.S.S.R.」ってなんだっぺ?
guchon
ソビエト連邦のことっぽい。不勉強で全然知らんかった。
kobochanne
へえ〜、おれも全然知らんかった。
guchon
このアルバムは1968年発表らしいから、まだソビエトも崩壊してないもんね。
kobochanne
「ソビエトに帰ってきたぞ〜!」って曲なのかな。
guchon
1曲目だし、分かる人には分かるちゃんとした文脈があるんだろうなぁ。
kobochanne
…とか話してたら、終わっちゃったぞ!短すぎ!
guchon
どんどんいっちゃお!
kobochanne
おす!この勢いでどんどんいこう!
guchon
とりあえず、ソビエトの略称を知れただけでも勉強になったよ。
Dear Prudence
kobochanne
で、この2曲目は…skit的な曲なのかな。1曲目の「やったるぞ〜!」っていうテンションから急ブレーキかかったね。
guchon
しっとり系だね。
曲名からしても、誰かに捧げるバラード的な。
kobochanne
誰かに捧げるバラードって、『母に捧げるバラード』しかないじゃん!
…って、またサッサと曲変わったぞ!テンポよく次いこう!
Glass Onion
guchon
早くも3曲目!
kobochanne
ちょっといなたい曲だね。
guchon
そして、この曲も2分ちょいしかないのね。
kobochanne
どの曲も短いね。
guchon
最近、サブスクやらTikTokの影響でどんどん曲が短くなってるっていうけど、この頃の曲も全然短いし!
kobochanne
たしかに、「1曲が短いのは若者の集中力が〜」とか言われてるの、これ聴いてるとなんも説得力ないね。
guchon
最後はなんか不穏なかんじで終わるね。
kobochanne
ホントだ、途中でいきなり暗い雰囲気になるね。
どうしたんだろ、何か演奏中によくないことが起こったのかな。
Ob-La-Di,Ob-La-Da
guchon
次、アンセムきたね!
これはおれでも知ってる!
kobochanne
おれも大好きな曲だわー。
guchon
ここまでの3曲は抑え気味だっただけに爆発力あるね。
あらためて、めちゃ良い曲!
kobochanne
たしかレゲエをマネして作った曲だって逸話があった気がする。レゲエっぽいけどレゲエそのものではない変な雰囲気でカッコいいよね。
guchon
流石にすげぇ完成度だわ。
日曜日の朝に爽やかなかんじで聴きたい曲だよね。
kobochanne
夕方の海辺とかも思い浮かぶし、パーティー感ある曲だよね。
そして、さすがに『Ob-La-Di,Ob-La-Da』クラスはふたりとも知ってたね。
Wild Honey Pie
kobochanne
あー!これ、空耳ネタの曲じゃん!
guchon
わはは!やばい!
kobochanne
完全に「大仁田~!大仁田~!」って言ってるね。
どこが『Wild Honey Pie』なんだ。
guchon
ずるいわー!不意打ちすぎ!
完全に大仁田の曲よね。
kobochanne
しかも、めっちゃしつこく「大仁田!」って言ってるからね。
guchon
長さも1分もないし!
kobochanne
わはは!ソッコー終わった!
guchon
マジ、予想外すぎたわー!
kobochanne
この曲は「大仁田の曲」としか言いようがないね。それだけだ!
The Continuing Story Of Bungalow Bill
guchon
次いきますか!
kobochanne
和訳すると「バンガロービルの話を続けよう」ってタイトルかな。バンガロービルって誰だ?
guchon
ちょっと調べてみたけど、インドに行った時にトラが殺される事件があってそれを悲しんで作った曲っぽい。
kobochanne
そのトラがバンガロービルってこと?
guchon
いや、バンガロービルはトラを殺した人間がモデルなのかも…。(曖昧
kobochanne
なるほどー。そして、よくわからん間に終わっちゃった。
guchon
オブラディ→大仁田といい感じに上がったテンションを、ここで一回下げたのかな。
kobochanne
たしかに、曲全体の情緒が不安定なかんじなのもあって、なんかテンション下がっちゃったよ。
guchon
この後の展開が気になるし、次いってみますか!
While My Guitar Gently Weeps
kobochanne
これも知ってるかも。
なんかの曲のサンプリングネタじゃないかな。
guchon
たしかにこのイントロはサンプリングされてそうと思った。
kobochanne
ウータンクランだ!
ウータン・クラン、ビートルズ初のサンプリングを許されるhttps://www.barks.jp/news/?id=1000034655
…と思ったけど、ウータンのこの曲、おれ全然聴いた覚えなかった。
guchon
ウータンの曲は2007年なんだね、もっと昔の曲かと思った。
『While My Guitar Gently Weeps』は哀愁感が前面に出てるね。ギター泣きまくり!
kobochanne
タイトルどおり、ギャンギャン泣いてるなー。
こういうギャンギャンギター、暑苦しくてあんま好きじゃないんだよね。ぐちょんも、こういうギターの音は苦手なほうだったよね。
guchon
音色の好みでいうと、オレもそんな好きではないんよね。
ギターはからっとした音の方が好きかも。
kobochanne
おれは、ギャンギャンいってても、ゆったりしたサイケデリックなのはわりと好きだけど、いわゆるハードロックっぽい曲は苦手なんだよなー。
さて、曲も終わったし次いきますか。
guchon
オッケー!
Happiness Is A Warm Gun
kobochanne
このタイトル、いろんなところでパロディされてる文言だよね。
「Happiness Is A Warm Puppy」は、スヌーピーの本でタイトルになってるし。
guchon
そうなのか!全然知らなかったわー。マジ勉強になる!
スヌーピーが元祖なのね。
kobochanne
ビートルズとスヌーピーだと、もはやどっちが元祖か謎だよね。
ほかにも、川辺ヒロシのMIXTAPE『RISE-2』に『Happiness Is A Warm Pussin』って曲が入ってたし、検索したら『Happiness Is A Warm Pussy』って本も出てる。
pussy本は完全にシモネタだから元祖じゃないと思うけど。
guchon
わはは!ひどすぎるシモネタ!
kobochanne
Gun、Puppy、Pussin、Pussy、どれも念がこもってるよね。
guchon
どれも同じぐらい強いよね。
強さ議論スレ立てられそう。
kobochanne
わはは!どれもホント強いしね。
guchon
銃の悪魔と同じぐらい、子犬の悪魔も膣の悪魔も強いよね。
kobochanne
完全に『チェンソーマン』!
guchon
というわけで、次いってみますか!
Martha My Dear
kobochanne
「僕の愛するマーサ」ってことかな。
guchon
良いイントロ!
kobochanne
ほのぼのしてて楽しそうなイントロだね。
guchon
でも、イントロが良い以外には特にいうことはないかも…。
このイントロをサンプリングした曲はありそうだし、あとで掘り下げてみようかな。(WhoSampledでは発見できず)
kobochanne
そうだね、この曲はイントロ以降は聴いてても何も思わんな。おれ、マーサじゃないし。
I'm So Tired
guchon
曲名よ!
kobochanne
こっちのセリフだよね!
guchon
わはは!ほんとだよ!
kobochanne
この曲、本当に「もう疲れたし」って言ってるときに作ったと思うし。
guchon
「バンド練、疲れたしもう『I'm So Tired』って曲にしよう」みたいなノリで作ったよね。
kobochanne
そんな曲をアルバムに入れても怒られないくらい、ビートルズは影響力あったってことだよ、きっと。
guchon
曲聴いて疲れた気持ちになりたくないし!次いこう、次!
Blackbird
guchon
トラックリストを見た感じ、ここから動物3部作だね。
kobochanne
ホントだ!そして『Blackbird』は、タイトルどおり鳥っぽい曲だね。
guchon
これも鳥っぽい曲ぐらいしか言うことないよね。
kobochanne
サビも「Blackbird fly〜」だしね。じゃあ次いこう!
Piggies
guchon
わはは!いきなり豚サンプリング!
kobochanne
ホントだ!
でも時代的に、豚サンプリングじゃなくて、豚レコーディングかもしれんよ。
guchon
豚を連れてきたのかな。
kobochanne
スタジオに?迷惑だなー!
guchon
ラストのほう、いきなり壮大な展開!
サンプリングも豚っていうかもはや犬だし。
kobochanne
わはは!たしかに犬が混ざってたね。
「フグフグ……ワンッ……フグフグ…」ってなってる。
guchon
わはは!豚なのか犬なのか謎すぎ!
kobochanne
きっと、スタジオに犬も入ってきちゃったんだよ。もう大変だ、レコーディングどころじゃないよね。
Rocky Raccoon
kobochanne
これもイントロはカントリーっぽくて、サンプリングしがいのあるかんじだね。
guchon
たしかにめちゃサンプリングしやすそう!
kobochanne
おれ、カントリーっぽい曲は好きだし、冒頭の歌ってるようなライムしてるような雰囲気も好みだから、この曲はわりと好きなかんじ。
guchon
たしかに動物3部作の中ではこれが一番良いかも。
kobochanne
タランティーノの『ヘイトフル・エイト』の劇中歌『Botany Bay』っていう曲をちょっと思い出したよ。好きな曲なんよ。
[The Hateful Eight] - 13 - Jim Jones At Botany Bay
https://www.youtube.com/watch?v=RIwyZaQC0yE
guchon
『ヘイトフル・エイト』は名作すぎるよね!
kobochanne
ビートルズのアルバムは『I'm So Tired』みたいなナメた曲も入ってるけど、タランティーノは裏切らないもんね。
Don't Pass Me By
guchon
この曲もカントリー色強いね。
kobochanne
そうだね。なんかディズニーランドみたいだ。
guchon
そうそう!トムソーヤ感というか。
kobochanne
トムソーヤ的な、田舎で陽気に生きてく少年ってかんじの曲だね。
田舎で陽気に生きていくことになったら聴くことにして、次いきますか。
Why Don't We Do It In The Road
guchon
お!イントロのビートいい!
kobochanne
たしかに!って完全にサンプリング目線!
guchon
歌詞は完全にタイトル連呼系!
kobochanne
たしかにタイトル連呼系の曲が多いよね。最初の『Back In The U.S.S.R.』もそうだったし。
この曲の歌詞は「なんで路上でやらないのか?」って言ってるのかな。
guchon
そうこうしてるうちに終わっちゃったね。
kobochanne
なんか、そうこうしてるうちに終わる曲が多いね。
I Will
kobochanne
次は、しっぽりしたいい曲だわ〜。
映画のエンディングに流れたらいいと思う。
guchon
たしかに!この曲がエンディングの映画、めっちゃ良い映画なのが思い浮かぶよ。
kobochanne
あ!また話してる間に終わっちゃった!
ホント、どの曲も短いなー。
guchon
でも、このさくっと終わる感じいいね。
kobochanne
TikTok世代にもオススメだね。
しかし、曲ごとにテンションのアップダウンが激しいせいか、この曲みたいな優しい曲にホッとするね。
Julia
guchon
次は『Julia』ね。
誰よ!?
kobochanne
いろんな人出てくるね、マーサとかバンガロービルとか。ジュリアはわりと暗い曲だなー。
guchon
ジュリアは、ジョン・レノンのお母さんのことで、インドで超越瞑想の修行をしていた際に『Julia』を書いたらしい。
すごいスピリチュアルな経緯だね。
kobochanne
わはは!「超越瞑想の修行」って、何するんだろうね。
この曲もホッとする曲だけど、つい10分前まで「フグフグ……ワンッ……フグフグ…」ってなってたことを思い出すと情緒がメチャメチャになるよ。
guchon
わはは!豚犬サンプリングね!
これで締めっぽいけど、まだ17曲目だから折り返し地点だね。
kobochanne
まだまだ道のりは長いなー。でも、この締めっぽいかんじは、落ち着くから好きだわ。
guchon
単純に良い曲だったね、『Julia』。
かなり締め感が出ちゃったけど次いきますか。
kobochanne
すっかり眠くなっちゃったけど、いきますか。
Birthday
guchon
ここでこれかー!
kobochanne
ついさっきまで眠かったのに、無理やり起こされた。どうかと思うぞ!
guchon
この曲はおれでもわかる。
kobochanne
おれもわかるけど、さすがにしんどくて音量下げちゃった。
guchon
『Julia』からの流れでこれすごいな。
kobochanne
CDだと2枚組だったのかなー。
『Julia』のあとCDの入れ替え動作もなく、『Birthday』が流れるのは相当ムリがあるよ。
(※CD・レコードだと2枚組です。)
guchon
サブスク時代の弊害が出ちゃってるよね。
『Birthday』はそもそもTV番組のBGM感が強すぎるし。
kobochanne
M-1の出囃子みたいテンションだよね。
guchon
こうなってくると、もはや次の展開が楽しみですらあるよ。
Yer Blues
kobochanne
おお…これは『Yer Blues』ってかんじだね。
guchon
正にタイトルに偽りなし!ってかんじだよね。
『Yer Blues』ってかんじ以外にいうことないかも。
kobochanne
『Yer Blues』を聴きたいときにはピッタリの曲だよね。
そして、こういう曲にかぎって、わりと長いね。
guchon
『Yer Blues』こそ2分でいい気するよね。
kobochanne
おれは30秒でも文句なかったかも。
guchon
わはは!30秒でも充分『Yer Blues』感はリスナーに伝わるよね。
Mother Nature's Son
kobochanne
お、またしっとりした曲になったね。
guchon
『Birthday』と『Yer Blues』で疲れた体に沁みるわ~。
しっとり系カントリーいいな~。
kobochanne
めっちゃ分かるわー。実家に帰ったときみたいな安心感ある。
…って言ってたら曲が終わった。
guchon
しっとり系はサクッと終わっちゃうね。
Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
kobochanne
こりゃ長いタイトルだなー。
んで、またテンション高くなってきたね。こういう曲って、何時くらいに聴いたらちょうどいいんだろうなー。
guchon
たしかに聴き所が難しいよね。夕方?
kobochanne
夕方はもうちょっとマッタリしたくない?
guchon
たしかに…。でも、マッタリしたい度で計っちゃうと1日中マッタリしたいから、もう聴くタイミングないかも…。
kobochanne
たしかに…って言ってる間に終わっちゃったね。
guchon
次いってみますか。
kobochanne
あ、ごめん、ちょっと思ったんだけど…。
guchon
どうぞ!
kobochanne
今の曲も途中で終わっちゃったみたいにフェードアウトしていくし、全体的に作りかけみたいな曲が多くない?
この時代は、今より曲の構成とか完成度に対する自由度が高かったのかな。
guchon
たしかにイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏みたいな展開がまだ無いかんじよね。
kobochanne
そうそう!それ!
そのせいか退屈に感じたりもするし、曲が短いのもあって「1曲聴いた」っていうより「曲の一部を切り取って聴いた」みたいな消化不良感があったりする。ものによっては刺激的っちゃ刺激的だけど。
guchon
そういう曲がサブスク、TikTokで今後また主流になっていくのかもしれないよね。
kobochanne
たしかに。
…というわけで、なぜかいきなり全体を振り返っちゃったけど、あらためて次いきますか。
Sexy Sadie
kobochanne
ディスク1と同じで、後半になるほどサイケデリックな雰囲気になるね。
これも「セックスセイディ」ばっかり言ってるタイトル連呼系の亜種だね。
guchon
セイディがセクシーなことはわかったよ!ってなるよね。
この曲もインドでの超越瞑想の影響で誕生した曲っぽいし、スピリチュアルだなー。
kobochanne
これも!?ビートルズは、かなり超越瞑想に頼ってたんだなー。
guchon
もう次いこう!
Helter Skelter
kobochanne
このタイトルは岡崎京子『ヘルタースケルター』のせいで、めっちゃ覚えがあるわ。 かっこいいタイトルだなー。
guchon
たしかに『ヘルタースケルター』って言葉自体は有名だよね。螺旋状の滑り台のことらしいよ。
曲調もいかにも『ヘルタースケルター』ってかんじだよね。
kobochanne
でも、こんなに『ヘルタースケルター』な曲なのに、そこまで『ヘルタースケルター』って言ってないね。
guchon
もう歌詞全部『ヘルタースケルター』だけでも良さそうなのにね。
kobochanne
おれらの会話のほうが『ヘルタースケルター』って言いすぎなくらいだね。
Long Long Long
kobochanne
あ、これは聴いても何も思わないタイプの休憩所みたいな曲だね。
guchon
わはは!完全に同じこと思った。
kobochanne
もっとジジイになったら、これの良さも分かるのかなー。
guchon
ジジィになったら聴き返してみますか。
kobochanne
そうだね。70歳くらいになったら、また聴き直しましょう。
Revolution 1
kobochanne
おお…またしても聴いても何も思わないタイプの休憩所みたいな曲だな…。
guchon
わはは!そうなんよね。
たぶん自分ら世代ってビートルズをTVとか店のBGMとして聴かされちゃってるからもうそういう耳になっちゃってるのかも。
kobochanne
そうかもしれんね。そうだと思おう!
guchon
もちろん良い曲なんだけど、聴いていて自分の中に全然くるものがないんよね。
kobochanne
そうそう、全然マイナスではないよね。プラスもないけど。
ただ、タイトルが『Revolution 1』だからRevolution的な何かを期待しちゃっただけで…。
guchon
リリース当時はRevolution的な曲だったのかもしれないよね。
あとに『Revolution 9』が控えてるからそっちに期待しよう!
Honey Pie
guchon
あれ?さっきもこういうタイトルの曲なかった?
kobochanne
わはは!なんかあった気がする!
guchon
5曲目の『Wild Honey Pie』だ!
どんだけハニーパイ好きなんだ。
kobochanne
わはは!ハニーパイおかわり!
しかも『Wild Honey Pie』は「大仁田〜!」の曲だし!
guchon
そういや、ハニーパイって食べたことないかも。食べてみたいよ。
kobochanne
たしかに食べた覚えはないな。きっと甘いぞ~!
guchon
この曲からもハニーパイの美味しそうなかんじが伝わってくるね。
kobochanne
たしかに「ママの作ったハニーパイ、なつかし〜」ってかんじの曲だね。なごむ曲だわー。
Savoy Truffle
kobochanne
こういう曲って、どういう人が好んで聴いてるんだろうね。
guchon
ジャンルとしてはロックだから、やっぱりロック好きが聴くのかな。
kobochanne
ロックっていわれると、真っ先に思い浮かぶのはプレスリーで、日本だと永ちゃん(キャロル)とか、最近ならマックショウみたいなのを思い浮かべるけど、なんか違くない?
THE MACKSHOW 【PV】 - 怪人二十面相
https://www.youtube.com/watch?v=3OCQ0QK1BQw
guchon
おれ、マックショウみたいな感じのロックはめっちゃ好きよ。
kobochanne
おれもマックショウは大好き!
『Savoy Truffle』みたいなロックが、ゆくゆくマックショウみたいに進化・分化していくのかなー。
guchon
マックショウはロックでもロックンロールって感じかも。
kobochanne
たしかに!
「ロックンロール」と「ロック」の違いも、ずっとあやふやなまま放置してきたし、誰かプロにちゃんと教えてもらいたいよ。
Cry Baby Cry
kobochanne
やっぱり終盤になったら、だいぶ落ち着いた雰囲気になるんだね。
guchon
ディスク1の終盤と既視感あるもんね。
kobochanne
うん。てか、ここまで話しながら1時間半近く聴いてるから、もう良いのか悪いのかもわかんなくなってくるね。
1曲1曲は短いけど、全体としてはクソ長いから…。
guchon
完全におれもその状態になってるわ。
もう次いってもいいかもしれない。
kobochanne
うん、もうギブ。
Revolution 9
kobochanne
なんか8分とかあるぞ!
guchon
しかも、ここでいきなりボイスサンプル!
kobochanne
すげーパン振られてるし、めっちゃドラッギーな世界観だね。ここまでも情緒不安定でスピリチュアルだったけど、いよいよ壊れたかんじ。
guchon
でも、これは完全にオレの個人的な好みだけど、いわゆるロック曲より全然こういう曲の方が好きだわ。
kobochanne
それはそれで分からんでもないよ。
guchon
あと、世界的に大ヒットしたアルバムに8分のこの曲が入ってるのも凄いね。
kobochanne
たしかに。このアルバムを出せること自体が、ビートルズのすごさなのかもね。
この曲もそうだし、全体的に「受け入れられたい」とは思ってないよね。
guchon
そうそう!インドの超越瞑想の影響もめちゃでかいみたいだし。
kobochanne
この『Revolution 9』はヒッピーっぽい気もするし、インドの超越瞑想のパワー出てるね。
guchon
あと1曲残すところまで聴いたけど、一家に一枚レベルで売れたアルバムの内容ではないよね。
kobochanne
当時、流行ってるからってビートルズを買った人たちは、この曲をどういう顔で聞いてたんだろう。ゲップの音みたいなのも入ってるぞ。
guchon
ビートルズの『ザ・ビートルズ』がこんなドープなアルバムだとは思ってなかったわ。
kobochanne
これをみんなに受け入れさせちゃうんだから、すごい影響力だよね。そういう意味での凄みはメチャメチャ感じるね。
guchon
瞑想とドラッグの影響がかなり大きそうなアルバムだもんね。
ではラスト曲いっちゃいますか。
Good Night
kobochanne
今、一番聴きたい完璧なタイトルだね。
guchon
タイトル良すぎる。
kobochanne
ああ〜、イントロからいいな〜!スワ〜!
guchon
たしかに『Revolution 9』からこの流れはヤバいね。
kobochanne
ガンギマった後は、そのまま寝ちゃおうってハナシ。
guchon
『Good Night』、マジ締めに相応しい曲だわー。
ディズニー映画のラストでも聴きたい。
kobochanne
言われてみれば『ファンタジア』のラスト曲もこんなんだった気がするね。
そして、終わった…。
guchon
圧倒的なボリュームだったね。
kobochanne
1時間半、ガッツリ聴き通したね。
ビートルズレベル1が、アルバムを聴き通してみた感想はどうでした?
guchon
あらためて聴くと『Ob-La-Di, Ob-La-Da』が良すぎたから、もっとこの路線の曲を入れてほしかったわー。
コボチャンはどうだった?
kobochanne
おれも曲単位では好きなのもあったよ。
でも、いろんな曲がゴチャッと入っててまとまりがないと感じちゃったんで、アルバム通してもう一回聴きたいとは思わないかな…。
guchon
そうなんだよね…。聴くとしても『Ob-La-Di, Ob-La-Da』だけで良いかも…。
kobochanne
レコードだったら、Disc 1-A、1-B、2-A、2-Bの4区画で、それぞれまとまりがあったのかもしれんけど、一本通しで聴くのはしんどかったし違和感があったかなー。
でも、ビートルズはアルバムごとに雰囲気が違うらしいから、別のアルバムも聴いてみたいかも。
guchon
んだんだ!次に聴くとしたら『サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンド』かな!
kobochanne
今回はかなりマジメに聴いたし、おれもビートルズレベル3にはなれたかなあ…。
guchon
おれたちのビートルズ道はまだ始まったばかりってことで!