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犬と公園

ロンドンには東京ドーム3000個分の公園があるとのこと、
地図を眺めてても、その緑部分1つ1つの面積と数に圧倒される。

Ealingの自宅近くにも大きな公園がいくつかあり、
一つはマナーハウス(昔の貴族の邸宅が保存され、カフェやギャラリーが併設されている)の庭からつながる市民憩いの公園となっている。

その先にある公園は、ひたすら大きな芝生が中心にあり、
朝は犬とその飼い主が集い、犬たちが自由に駆け回る社交場になっている。

ロンドンに来て、犬の種類の豊富さと、飼い主がノーリードで散歩している様子に驚いた。
東京だと住居環境もあって小型犬が多いのだけれど、
こちらは大型犬から小型犬まで種類も多様性に富んでいる
(というか小さな犬が少ないかも)。
ノーリードでも、通行人に吠えて跳びかかることもなく、
飼い主の歩く方向へ、つかず離れずの距離感を保ちつつ
クンクン探索しながらついていく。

芝生の広場につき、飼い主が「ほら、XXちゃんだよ、行っておいで」といってリードを離した瞬間に、向こうからも「YYちゃーん」という様子でみんなが迎えに来てワ~っとじゃれあう姿は、まさに保育園の朝の風景のよう(笑)
犬には本当に幸せな環境だなぁと思う。

一つ気になったのが、
当然犬もモヨオすのだけれども、飼い主は持参のビニールにそれを入れ、
そしてなぜか公園の葉っぱを一枚ちぎり入れ、クルっと上を縛り、
公園のごみ箱に捨てる。
えー!それはありか?と調べると、
そのごみ箱は犬のそれ専用のごみ箱だったよう(葉っぱは消臭剤?)。

なるほど、持ち帰らなくていいのだからせめて拾いましょう、ということか。
犬のそれ対策は万国共通の悩みだろうけど、これだけ犬の楽園で犬が多いとそういう対策もあるのだなぁと、妙に納得したのだった。

保育園も昔は使用済みおむつを保護者が持帰ることになっておりそれも負担だったと聞いたけど、今はそもそもおむつ自体を保育園が提供してくれると聞き、時が変われば対応・対策も変わるものですなぁ、と
英国の犬の対策、日本の少子化対策、妙につながり思索してしまった。

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