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こんな本を読んだ 番外 私の好きなことば 2 「なんとかなる」
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プロフィールにもあげた私の好きなことば(座右の銘?)を番外篇として三回にわたってご紹介しています。今回は二回目。
【私の好きなことば 2】
「なんとかなる」
こんなことばがあります
「大丈夫 心配するな なんとかなる」
一休さんのことばとされています。いかにも言いそうですが、出典はありません。
一休さんが最期の時に、その弟子たちへ「本当に困った時に開けなさい」と言ってのこした箱の中にあったことばと伝えられているそうです。
このことばの碑があるお寺もあるようですが、伝説のようなものでしょう。
「悲観的にはならず、楽天的に生きる事が大切なのだ」と解釈するのが一番すなおでしょう。仏教的には、「心配しなくても仏さまは皆を救ってくれる」と解釈することもできます。
こうも考えられます。
起きもしていないことに不安をいだくことよりも(「心配」するな)、起きうる事態を予測し、備えることで乗り越えることができる、なんとかなるはずだ、と。
この本にも、このことばは出てきません。
こんなことばもあります
「よい仕事をしたあとで
一杯のお茶をすする
お茶のあぶくに
きれいな私の顔が
いくつもいくつも
うつっているのさ
どうにか、なる。」
太宰治の短編集『晩年』に収められた『葉』という文の最後に書かれた一篇の詩のようなものです。
太宰が何を考えてこのようなことばを書きつけたのかはわかりません。本気なのか皮肉なのか。でも、読むとリズムがよくて、私は好きです。
なんともならない、どうにもならないことばかりの世の中や人生なんですが、「なんとかなる」と唱えてみれば、なんとか生きていけるような気がします。
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