noteで読まれる文章を書くためのたった三つの方法3 短く書く
【結論】名文は短い
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このシリーズでは、『こんな本を読んだ』の番外篇として、noteで自分が書いた文章を読んでもらうために私がこころがけていることをご紹介しています。今回はその第三回。
3.短く書く
noteに投稿する人は、少しでも他の人に読んでもらいたいはず。日記やメモがわりに書いているので、読んでもらわなくてけっこうという人は、この文章は無視してください。
一回目は「読者の立場で書く」、二回目は「論理的に書く」というテーマで書きました。今回は「短く書く」ということがテーマです。
なお、今回は、noteやSNS上のエッセイ、論説などを念頭においたもので、小説や詩、紙の本については対象外です。
私をふくめ、Web読者はとにかくせっかち。長いものを読む忍耐力がなく、めんどくさがり。長すぎる文章は読んでもらえません。そんな人たちに読んでもらうには、理解できる範囲で文章をできるだけ短くする必要があります。
(1)文を短くする
長い文は構造が複雑になり、読みにくくなります。次のようなことに気をつけます。
a.ひとつの文にひとつのことしか書かない
b.「が」「ので」「のに」などの接続助詞を使った長い文を書かない。
c.なくても意味が通じる場合、接続詞は省略する
d.過剰な修飾語はつかわない
e.主語と述語を近づける。必然的に文が短くなります。
(2)段落を短くする
段落は、内容でわけて区切った複数の文のまとまりです。改行によって区切られます。
いつまでも改行がない段落は、読む気をなくさせます。
私は、一行60文字程度の画面幅の場合で、5行以内(300文字以内)におさめています。
(3)文章を短くする
ここでの「文章」とは、ひとつの記事全体をいいます。
文章も、長くなると構造が複雑になり、わかりにくくなります。次のようなことをこころがけます。
a.ひとつの文章にはひとつのテーマだけ
b.目的地(結論)を決めてから書く
c.書かなくても意味が通じる文は書かない
d.長くなりそうだったら文章を分割し、次の回に持ちこす
文章を書いたら、間違いやわかりにくいところを見つけるために、かならず推敲(すいこう)をします。身近な人に読んでもらうのもいい。
さらには、不要と思われる文を削除していきます。私の場合は、最大、もとの3分の1から半分程度まで短くすることもあります。
思いのたけを全部書きたいという気持ちはわかります。しかし、読んでもらうためには、文を、段落を、文章を短くしましょう。短くすれば、読む人の時間を節約できます。また、文章が簡潔になって、読む人のこころにもっとひびくようになります。
結論。だれかが言ってました。名文は短い。
名著です。
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