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こんな本を読んだ 番外 私が好きな人 女性篇 3 芦田愛菜

【結論】子どものころの読書を思い出そう

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以前の番外篇(⇒こちら)の「私が好きな人」で男性3名をご紹介しました。今回は女性編。

女性に対して「好きな人」といってしまうと少々語弊がありますので、ここでは尊敬または敬愛する人といった方がよいかもしれません。そんな方を取り上げてみました。最終回は芦田愛菜さん。


芦田さんが本好きであることは、自身も公言していますし、番組などでよく知られています。年間100冊以上も読んでいるということで、これは相当な量です。

そんな芦田さんが、本と読書について語った本が『まなの本棚』。本と読書への思い、読んだ本の感想、山中伸弥さんや辻村深月さんとの対談から構成されています

本の選択眼、感想の確かさや、選んだ本の大人っぽさ(出版当時15歳)にも驚かされます。


芦田さんのことばを引用します。

頭の中で組み立てて世界を作っていく読書の魅力を知ってしまったら、もうこの楽しみは手放せません。ページをめくっていくと、その先には自分が知らなかった未知の世界が広がっているんです。文字にどんどん吸い込まれていくと、おもしろいことが次々待っているんです。ワクワクしちゃいます!

私一人の人生だけでは経験できないことや、自分では考えもつかないような発想が本の中には詰まっています。だから本を読むたびに、「こんなふうに考える人もいるんだな」「こういう世界もあるんだな」と、発見があるんです!

本を信じて疑わないまっすぐな眼はまぶしいほどです。この人は、きっとこうして人も信じる、こんなこころを持ち続けるんだろうな。願わくは、大人になっても人にだまされないでほしい。

私たち大人は(私だけかもしれませんが)、人を疑うことをおぼえ、ままならぬ人生に失意をかさねる。本に対しても、利を求め、スキあらば批評なんかしてマウントを取りたがる。

いま一度、子どものころの、知ることのよろこびにワクワクし、主人公の活躍にドキドキする、そんな本の読み方を思い出してみませんか。


結論。子どものころの読書を思い出そう。


西加奈子さんの小説もいいんですが、この映画の芦田さんが最高です。



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読んでいただけただけでうれしいです。