小説『パチンコ』のアップルTVドラマ化
祖母の人生と重なり、知らずに涙が。
在日コリアン一世の人生は、一人一人が歴史の教科書のようだ。
莫大な制作費と4年の月日をかけてドラマ化されたMinjin Leeの小説。
アメリカでこの作品が大ヒットし、イ・ミンホ、ユン・ヨジョンら超豪華俳優によりドラマ化された。
10年以上かけて『パチンコ』を書き上げた在米コリアン作家のイ・ミンジン(Minjin Lee)さん。
個人的に物語のディテールや感覚的にしっくりこない部分もあったけれど、彼女の執念とリサーチ力、その努力に対し心から尊敬します。
韓国語版、英語版を比べながら読破。
韓国でもアップルTVのドラマ化を機に、ベストセラー1位に。
韓国人の持つ一律的な「在日キョポ」へのイメージや無関心が少し変わるきっかけになることを願う。
国ごとに表紙カバーのデザインが全く異なるのも興味深い。
日本語版のデザインが圧倒的に素敵だな。
先日亡くなった1924年生まれの祖母の話と重なる部分が多く、途中で何度も涙が。特に船で日本へ渡るシーンは、祖母の話を映像で再確認するような感覚でした。
老眼で本を読むのが辛くなってきたので、最近、「本を聴く」ことにハマっています。アマゾン・オーディブルの2か月無料体験はおススメです。
『パチンコ』はAudibule版も出ていますね。(こちら↓)
読む脳、聴く脳、映像を見る脳は、すべて別なんだな…と感じます。
自分の中のそれぞれ異なる部分にストーリーが刻まれる気が…。
追いつけないほど興味深いコンテンツが溢れていて、好きな作品はとことん楽しめる今の世の中が本当に有難い。
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