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ドンブラ及び雉野のオタクがキンドンを見た感想(ネタバレあり)
こんにちは。雉野つよしを推している者です。
今回は4月26日に公開された映画「王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ」及び「王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー」を見てきたので、感想をまとめてみようと思います。
今回はあまりキングオージャーのことは触れず、ドンブラザーズとキョウリュウジャーに焦点を当てて書いています。
※筆者はキョウリュウジャーも見ていますが、基本的にドンブラザーズのオタクであって、多少ドンブラを贔屓目で見たり、擁護してしまっているかもしれません。あくまで一視聴者の主観に基づいた感想であることをご了承ください。
VSドンブラザーズの全体的な感想
まずこれだけは言えます。
面白かったです。
脚本がドンブラのTVシリーズ等を手がけてきた井上敏樹先生ではなく、キングオージャーの脚本を手がけてきた高野水登先生であると聞いた時、正直不安でした。
しかし、たかみな先生(高野先生の愛称)もドンブラザーズ全話を観直されたということで、しっかりとドンブラの狂気を先生なりに解釈され、キングオージャーの世界線にも落とし込むことが出来ていたと思います。
個人的に、おおむね満足でした。
良くも悪くも、「ドンブラザーズらしさ」が出ていたと思います。
ただ、ストーリーの点では、です。おおむね、満足です。
少しモヤッとしたところもあります。
モヤッとした展開・構成(ネタバレあり)
※この後の項は「ドンゼン」「キンドン」のネタバレ要素を多く含んでいるため、未鑑賞の方は読み飛ばすことをオススメします。
①ソノイの扱い
まず、この映画でのドンブラザーズはいつもの9人からソノイを抜いた8人で始まります。これはドンゼンのラスト、タロウに力を与えたソノイが死んでしまったところに由来するので、疑問を持ったのはそこではありません。
あまりにもソノイのことを気にしなさすぎな点です。
時系列が詳しくわかっていないので、ドンゼンからどれぐらい経っているのか分かりませんが、仮にドンゼンから1年経っているとしましょう。そうすれば、普段の生活でソノイの話題が出てこないのはまだ理解が追いつきます。1年もすればソノイがいない生活に慣れるでしょうから。
そもそも今回は日常シーンが少なかったし。
じゃあ、死の国であるハーカバーカまで行ってソノイが終盤まで全く出てこない、というのはなんだったんですか?
せっかく死の国まで行ったんだから、ソノイが戦いに加わるだとか、色々あっただろうに。その可能性を無視して、8人で名乗りをかますんだ。ふーん。
という感じではありました。
しかし、この展開の憎いところは、「まあドンブラザーズだし……」が成立してしまうところ。
ここで良くも悪くも、ハチャメチャ展開を繰り広げてきた「ドンブラザーズらしさ」が出てしまうんだなぁと思いました。
ソノイが結局生き返らなかったことについては、パンフレットの別府由来さん(猿原役)のインタビューを読んで少し安心しました。
詳しくは書けないので、ぜひパンフをご購入ください。
それ以外のキャラクター辺りは特に気になるところはありません。ただ、ソノイの扱いだけなんかなぁ……とモヤりました。
②構成
前述の通り、ストーリー的に見るとおおむね満足しているのですが、私はやはり本編自体の短さにモヤッとしてしまいました。
今回は「VSドンブラザーズ」と「VSキョウリュウジャー」の2本立てということで、最初はどちらも同じぐらいの時間で上映されるものだと思っていました。
しかし蓋を開けるとどうでしょう。
明らかにドンブラの方が短かったですよね。
ここで勘違いして欲しくないのは、キョウリュウジャーの方が長かったことに不満はないということです。
10周年記念作品ですし、本来周年記念作品というのは単独Vシネでやってきたものが多いので、VSキョウリュウが長くなっても全然いいと思います。(実際すごく良かったです)
私が引っかかったのは、ドンブラとキョウリュウの2本立てということを大々的に告知したにも関わらず、2作品の扱いが明らかに違った点です。
キョウリュウジャーの10周年に比べ、ドンブラザーズはドンゼンからたった1年しか経っていないので、キョウリュウジャーが優先されるのは分かります。
だったら、最初から2本立てにする必要はあったのか?という疑問が浮かびます。
どうしても2本立てにしか出来なかったのか、2作品まとめた方が集客ができるのか……。
ただ、これについては事前に2作品の扱いの差を告知しても多分荒れていたと思うので、どうしようもなかったのかなとも思います。
しかし、ドンブラザーズ側のオタクとしては、今回のドンブラの扱いにおまけ感を感じてしまいました。
推しの言動・今後について(ネタバレあり)
何度も言いますが、私はストーリー的には満足しています。なので、今回の推しもすごくいいな〜〜〜と思いながら見ていました。
まず1番気になるのは夏美さんとの関係。
ラクスズと話した時も夏美さんのもとに帰りたがっていたので、良い関係を保ってこれているのでしょう。雉野が幸せにしてくれているだけで……私は……うぅ……。
そして、キンドンで1番触れて欲しかった雉野とキングオージャーロボの因縁がちゃんと触れられていて良かったなぁと思います。
もしこの脚本を井上大先生が書かれていたら、ここの部分は触れられなかったかもしれませんし、たかみな先生がちゃんと触れてくれて嬉しかったです。
あそこのシーンでもう1個好きなのは、雉野がキングオージャーを紹介された時に「うちにもドンオニタイジンっていう強いロボが……」的なことを言っていたあたりです(セリフうろ覚え)。
ちゃんとドンブラザーズに誇りを持っているんだな……としみじみ感じました。
本編での雉野の揺れ動きをリアタイで追って、毎週頭を悩ませていたオタクの身からしてみれば、今夏美さんと幸せそうにしている彼を見るだけでこちらも幸せホルモンが爆増してしまいますね。もうヒトツ鬼になることも無いでしょうし。
いつものへっぴり腰も、慌てて大きいアクションを取ってしまうところも健在で、雉野への愛が増すばかりでした。
チキューのお土産を夏美さんにいっぱい持って帰ってあげてね。ずっとお幸せに。
VSキョウリュウジャーの感想(ネタバレあり)
さて、VSドンブラと2本立て上映された「VSキョウリュウジャー」の方ですが、これは本当にめちゃくちゃ面白かったです。
TVシリーズのキングオージャーの伏線回収が丁寧にされていて、よくここまで連動させたなと感心しました。
逆に言えば、キングオージャーを見ていないとよく分からないかなという所もありましたが、そこはVSですからね。キングオージャーもかなり活躍していて良いVS映画だったんではないでしょうか。
基本的にはウッチーが大活躍する話です。
プリンスのキョウリュウメンツとの絡ませ方も自然ですごく楽しめました。
個人的に一番面白かったのは、ウッチーが幼少期のギラにレインボージュルリラを大量摂取させてしまったせいでギラが宇蟲王になったところ。
あんな近くに大鍋で置いちゃダメだろ。管理体制どうなってんだよ。それをすぐ食べさせちゃうウッチーもだよ。何やってんだよ。
ウッチーが途中キョウリュウジャーの100年後の世界(帰ってきたVシネ)の時空に行ってしまったり、スピリットレンジャーの声も本人ボイスだったりと小ネタが多くあって、10周年記念としても相応しい作品だったと思います。
あと意外だったんですが、ソウジってTVキングのコラボ回の時点でプリンスがキングの息子だということを知ってたんですね。
てっきり他の人みたいに知らないもんかと。
私個人がキョウリュウジャーだと立風館ソウジ推しということもあり、やっぱりソウジがかっこよく見えましたね。逆手持ちアクションがまあかっこいい……。大人の剣士、ずるいぞ。
トリンにフェザーエッジを返すシーンもだいぶグッときました。
全員分の名乗り、キングオージャーとの共闘、怒涛の伏線回収などなど、本当にいい作品でしたね。
10年経っても演者・スタッフが揃って新作を作れるって、凄いことだよなと思いました。
最後に
以上が、今回の感想です。
ここで喋ったそれぞれの感想も、モヤッとしたところも、全て私個人の感想であり、主観でしかないです。
まだ見に行かれていない方は、ぜひご自分の目でキャラクターたちの活躍を見届けてください。
ありがとう、キングオージャー!!!
ドンブラザーズ!!!!!!キョウリュウジャー!!!!
私はやっぱり、スーパー戦隊が大好きです。
以下おまけ
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めちゃくちゃカラフルやね