見出し画像

詩をかく

もうすぐ朝の5時ですね、詩をかく、もがいています。

おなかもすいたし、わけがわからない状態の、社会の真ん中に、あるいはふちに立っている、立たされているかんじがしてます。

お風呂に入ると言葉が浮かんでくるときがあって、よっしゃ、と思って一気にかきあげます。
Twitterとかで「詩です」ってあげるの恥ずかしいな、短歌だったらもうちょい、などと思って、しかし風を通さないのもどうかと思い、noteで発表することにしました。

「ひとのこえ
  こえだけのこえ」

ひとのこえ
ひとのこえ
ひとのこえ?
耳←ひとのこえ
なんだかとってもうるさい
ひとのこえ→耳
なんだかとってもしずか
ひとのこえ?←耳
なんだかとってもはげしい
ひとのこえ…→耳
なんだかとってもさびしそう

こえだけが 
こえだけが
こえだけが
こだまする
こだまする
こだまする

はねっかえりで どこにもひびかない
ねんどみたいに とげとげしてる

こえだけが ひとのこえ
こえだけが ひとのこえ
こえだけが ひとのこえ
こだまする ひとのこへ
こだまする ひとのこへ
こだまする ひとのこへ?

「ひとのこえ こえだけのこえ」は、ひらがないいな〜と思ってこうなった気がします。湯気でもわもわした自分にぴったりはまった感じです。

→耳 とかの記号は発声しない字で、ひとのこえがどこから、どの位置で入ってくるかを表します。

「はねっかえりで どこにもひびかない ねんどみたいに とげとげしてる」のところは、「空気が振動して壁に跳ね返る音」が、伝わらない自分の声、「形が容易に変る粘土、それがとげとげ」とは、誰かの言葉や考え方、自分が柔らかくなればなるほど、押されて揉まれて、自分に突き刺さってくる感じがしたのでこうなりました。

最後「へ」になったのと「?」になったいきさつは、連鎖だな〜社会って、と思ったのでこうなってます。誰かに繋げたい衝動。


「ラブ・ソング」

もう諦めがついている
膜の中で 破れそうな心に別れの言葉を言う

モールスも役に立たなくなって
もとから理解してなかったけど

もう諦めがついている
膜の中で 壊れそうなあなたに別れの言葉を言う

「ラブ・ソング」はなんでできたのか忘れちゃいましたね…、諦め=ラブだな〜と思ったのと、別れってラブだな〜と思ったのがリンクしたのかも。さよならだけが人生だ。

どんなにそばにいても理解できないサインってあるな、とは思います、見逃さないように、聞き漏らさないような余剰を、ぜひ。


「背後」

お風呂 ザー キュ とぷん
洗濯 ピ ピ ガー ジャー
歯磨き ニュ シャコ シャコ シュッシュ
おくすり パカ ぬりぬり ぬりぬり

あ〜 なんでこんなこと やってるんだか
あ〜 なんでこんなこと やってるんだろ 
死ににいくのに

ごはん かちゃ バタン ガー チーン
お魚 ジューーーーーーー シュ
おはし チャカチャカいただきます
お皿 つるり ツルツル かちゃーん
お皿 ふきふき キュッキュ コト

やらなくていいよ 死ににいくから
なんでだ なんで やっちゃうんだろ
なんでだろうね ふとんにはいる 
あかりもけして 
あかりもけして 
じぶんもきえて


洗濯 ごとごと フォーン ごとごと
みずのおと みずのおと こぼれる こぼれる 
みずのいろ みずのいろ 
くらやみにさしこんだみずのいろ 
くらやみにさしこんだみずのいろ
こぼれる こぼれる

つめたいのが うしろにいる
まわりにも あさになっても
きみもいっしょにいく?
死ににいくけど


さっき書きました。やばい、黄泉に連れていかれる、と思って、友人を呼びました、「助けて」と言ったら、友人は来てくれました。「来てくれるんだ」と思いました。

いついなくなっちゃうか、って誰にもわからないし、生活の途中にいなくなることもあるのかも。みんながきれいに整えた上で閉幕できるわけじゃないな、と思います。

友人と別れてからは、ぼーっとしながらお風呂に入ったり、歯を磨いたりして「歯、磨くんだ」って一人で、心のなかでちょっとウケました。

「こぼれる こぼれる」は、自分の容量をイメージしました、あとは涙とかですかね、そこまで言うの野暮かな。

音は見えないので、「見ずの色」です。



こんな文章は反射です。ありがとう。ゆうなさんの記事とかまだ出てないし、ショウナイユースの記事も控えているのでここらへんで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?