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認知症に関するアンケート集計結果
こんにちは。認知症に関するアンケートを実施しました。ご回答いただいた人数が目標の100人になりましたので、集計結果をまとめました。
ご協力いただいた方、ありがとうございました。
Q1. あなたの身近に認知症の方はいますか?
身近に認知症の方がいる人は、40人でちょうど全体の40%です。
この数字はどのように感じるでしょうか?
多いのか、少ないのか。。
ただ言えることは、今後ますますこの数字は上昇していくことが予想されます。
Q2. 認知症の方との関係性はどれですか?
家族と親戚の項目がそれぞれ約30%です。
家族が11名、親戚が13名で、合わせると100名中24名の方に親族の中に認知症の方がおられました。
また、知り合いと職場でのご利用者が、それぞれで約20%となっています。
今回はSNS上でアンケート依頼をしました。なので私の周辺の方々からご回答いただいています。
私は以前介護施設に勤務しており、医療介護業界の方との接点が一般の方よりも多いと思います。
そのため、一般的には親族の方に認知症の方がおられる割合は高くなるのではと思います。
Q3. 認知症の方のお住まいの家族構成はどれに当てはまりますか?
施設入居が約半分の方でした。続いて、家族同居が約3割。一人暮らしが16%となっています。
その他に、一人暮らしの環境下でも、常にどなたかが泊まっているが1名いました。とても素敵な環境だなと思います。
私の祖父も認知症でした。生前はまだ周辺症状がそこまで出ていなかった時は同居していましたが、周辺症状がひどくなり、施設に入所しました。
ひどくなった周辺症状とは、一人で出かけて道に迷ってしまうことや、失禁(大便を間違える)が増え、施設に入所することになりました。
今後は介護施設不足が囁かれています。これは施設が足りないのではなく、介護スタッフ不足が大きな原因です。
今の状況が進むと、ご自宅で介護を行う方がもっと増えていく可能性があります。
Q4. 認知症の方は診断を受けてどのくらいですか?
診断を受けて、3年以上の方で一人暮らしをしている方はいませんでした。
診断を受けてからの時間軸で、住まいの状況変化が生じるのかをみましたが、家族同居と施設入居はほぼ半分づつ。時間軸は関係ありませんでした。
ちなみに、認知症の生命予後に関してはさまざまな研究結果があります。
発症からの生命予後の中央値は3~12年(多くは7~10年)
診断からの生命予後は3~7年(発症から正確な診断までに約3年かかることを反映)と幅が広いと言われています。(認知症の生命予後と終末期 - 医学書院より)
Q5. 認知症の原因はどれに当てはまりますか?
原因疾患はアルツハイマー型がやはり多くなっています。
前頭側頭型は、大脳の前頭葉や側頭葉を中心に変性が起きる場合。脳血管性型は、脳出血や脳梗塞などの疾患が原因の認知症です。
最近では、レビー小体型と診断される方も増えています。レビー小体型は世界に先駆けて日本で発表されたのが約40年前です。
レビー小体型認知症は、レビー小体病に含まれます。レビー小体病とはパーキンソン病とレビー小体型認知症を包括する疾患概念です。
パーキンソン病はご存知の方も多いのではないでしょうか。
Q6. 認知症の治療でどのようなことをされていますか?
デイサービスでの活動が多くなっています。今回はこの設問を複数回答に設定していませんでした。
私の個人的な経験則からですが、実際の現場では薬物療法とデイサービスを併用している方が多かった印象があります。
最後に
今回は記述式で、認知症に関して知りたい情報、ご要望など。
また実際に職場で勤務されている方には認知症の方をケアする中でのお困りごともお聞きしています。
さまざまな貴重なご意見をいただくことができましたので、私の回答できる範囲のものは、すべて記事にして回答していきます。
また今回は、私の周辺の方で困っている方を探すことも大きな目的でもありました。
アンケートの中で、個別相談を希望していただいた方もおられました。現在も受け付けていますので、info@hyakusai.com までお問い合わせください。
そして、間もなく「薬に頼らない新しい認知症治療」のモニター募集を開始します。
その経過なども随時ご報告していこうと思います。
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