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ボストン美術館

 私がこの街に暮らし始めて幸せに感じたことの一つに、ボストン美術館へ気軽に出かけられるということがありました。
東京都の文京区根津に暮らしていた頃、時間とお金が許す限り上野の国立博物館へ通っていました。思い立ったらすぐに行ける、その距離感がもつ幸せをまたボストンで再開できる。それは私にとってとても嬉しいことでした。
 しかしながらボストンで暮らし始めた頃の私はまさに子育て真っ最中。
美術館へでかけても子供達の動きが気になります。
ゆっくり楽しめるようになるまでに、15年はかかったように思うのです。

それでも、こんな幸せもありました。


 これは授乳室です。赤ちゃん連れの家族のためにプライバシーが保たれる静かなお部屋にロッキングチェア。
そしてオムツも取り替えられます。待っている子供達のためのお椅子もとても可愛いサイズなのです。
我が家の子供達も随分お世話になりました。


憧れの目録づくり

 それにしてもここは大きな美術館です。四半世紀以上通いつづけても、まだみたこともない作品に出会える。もちろんそれがボストン美術館の醍醐味であることはわかっていても、学芸員の方々の努力に感謝せずにはいられません。

 そしてある頃から、私は自分なりの目録を作ってみたいと思うようになりました。興味を持って帰ってきてもすぐに忘れてしまうこのお年頃。ブログを綴ることによって自分が感じたことをのこしておきたい。そしてそれがだんだん目録作りへと夢がひろがっていったのでした。

 なぜならばブログの形態だとどうしても思ったように検索できません。
鬱々としていましたが、ここにきてようやくnoteなら私が思うような形にできるのではないかなあ。。と思い出したのでした。
自分でも検索しやすい目録づくりを目指して、これから試行錯誤していこうと思います。

お腹が空いたら。。。


様々な芸術作品

フラワーアレンジ

 訪れるたびに季節を感じるフラワーアレンジを見ることも大好きです。


 お茶室にはこんな工夫も

  畳表の爽やかな香りが日本への郷愁を誘います。

こんな使われ方もしています。

結婚式会場として

 空間、フラワーアレンジ、音響、キャンドル。。。そんな様々なアーテイストのお仕事を垣間見せてもらったような気分で、この会場設営自体がひとつのアートショーのようでした。

 今でもあの時の美術館全体を包んでいたお花の香りを思い出します。
全てが素晴らしいの一言でした。 
どんなセレブの結婚式だったのでしょうね。

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StudioHyacinth
1992年からのアメリカ暮らし、ボストンはそろそろ四半世紀になりました。 「取材」と称していろいろ経験したり、観光ガイドも楽しんでいます。 https://locotabi.jp/loco/hyacinth 応援していただけたらとても励みに思います。