
モチベーショングラフ見てって話③ 〜好きにのめりこんだ中学時代〜
前回の話はこちら。注意事項はこちら。戻るのめんどい?しょうがないなあ。まあ要するに、私の気分がぶち上がるようなコメントしかしちゃだめよ、てことですね。納得できましたら、続きをどうぞ。ちょいと長めかも。
12歳(中1) [モチベ数値30]
①一小一中の中学校に転校。
転校生に憧れてはいたけれど、不安はすごくあった。バリ不安。周りはみんな知り合いだけど、自分だけ違う状態。とりあえず品行方正に、と決意する。転校生は珍しいみたいで、たくさんの人がクラスを覗きにきた。最初の役員決めで、なぜか議員(生徒会系のやつ)に選ばれる。選ばれる、というか、誰も手を挙げず、先生が私に振り、それを断りきれず、という流れで。まだ誰のことも知らないのに引っ張る立場に、というのがものすごく嫌だった。
②剣道部に入部。
テレビドラマ「鹿男あをによし」の影響で、剣道部への憧れを抱く。実をいうと、憧れていたのは道着と袴。入部したら同じ学年の女子が誰もおらず、落胆する。でもそのせいか、先輩に超可愛がってもらえた。嬉しい。
③獅子舞のお囃子隊に参加。
先輩に誘われて地域のお囃子隊に参加する。篠笛を担当した。普段ふざけている先輩たちの真剣な姿がかっこよかったな。私の祭り好きは、ここから来ていると思う。獅子舞のカクカクした動きに合わせて、鈴が鳴ったり、布が舞ったり。みんなが一つになっているような、あの雰囲気が好きだった。卒業まで続ける。
④同じ班の班長に怯える。
出たよ。この人も当たりが強かった。当たりが強いのはいいんだけど、なぜ強いのかが分からなくて嫌だったな。なにかと目の敵にされていた気がする。でも、遠くに住んでいた祖母が泊まりにきた日だけ、なぜか彼は病欠していた。毎回。おばあちゃんには不思議な力があったと思う。絶対そうだ。
⑤謎のスローガン制度に疑念を抱く。
何かとスローガンを立てる学校だった。月のはじめにその月の目標を立てる。しかも、クラス、班、個人の3つ。年間目標もあるのに。行事にもスローガン。もういたるところにスローガンが添えられていた。目標を立てるのは大事だとは思うけど、こう立てまくるのも無意味なのでは?という気持ち。「全員挙手」とか「プラスの声」とか、めんどくせ〜〜〜〜〜!!!という気持ちにしかならなかった。同じ箱に詰められてぎゅうぎゅうになった、身動きが取れない感じ。息苦しかった。
⑥ラノベにはまる。
部活の先輩やクラスメイトの影響でライトノベルにはまった。デュラ、オーバーラン、信奈、緋アリ、生存、などなどなど。「緋弾のアリア」は何度か読み返しているのに、毎回レキの呪い(レキがメインで出てくる7、8巻あたりで待ち受ける呪いのこと。いつもそこでつまずき、また1巻から読み直すというループに陥っている)にかかってしまい全巻読めていない。分かる人いるかな。書いてたらまた読みたくなってきた。
13歳(中2) [モチベ数値30]
①友人と交換日記をする。
世の女子が一度は通る道だと思っている、プロフ帳と交換日記。友人と4人でノートを回し続けた。最近あったこと、次の人への質問コーナー、恋バナ、〇〇ランキング。絶対に止める人がいたな。早く回してよ!って言い合うのも楽しかった。
②友人とケータイ小説を書く。
「魔法のiらんど」と「野いちご」で恋愛小説を書いていた。いやーーー!思い出すだけで恥ずかしい。いやーーー!地の果てまで沈みたくなる。久しぶりにサイト訪問したけど、私のアカウントは見つけられなかった。というかアカウント名も覚えていないし、削除した記憶もない。やばい。この世から抹消しなければ。術がないけど。PV数が伸びたり、コメントもらえたり、あの時はすごく楽しかったんだけどな。
③部活で後輩ができる。可愛がる。
先輩が引退したら一人になっちゃう、と怯えていたら二人やってきた。団体戦に出られる。先輩が可愛がってくれたのが嬉しかったので、私もめちゃめちゃ可愛がった。先輩、先輩と慕ってくれるのがさらに嬉しかった。
④市の海外派遣プログラムに参加する。
担任の勧めで応募し、カンボジアとベトナムへ。初めての海外。飛行機に乗っただけなのに、いつもと違う世界に行けることに感動した。現地の学校。学校までのでこぼこの道。スコールの痛み。地雷。戦争の痕。見慣れない米の形。同じくらいの歳なのに、私より大人っぽくみえる学生。私の価値観形成において、かなり重要な経験となっている。
⑤その間に祖母が亡くなる。
例の超能力祖母。渡航前からずっと体調が悪く、入院していた。帰ってきたときにはもう会えないことにも、薄々気づいていた。祖母が心から送り出してくれたのも分かっている。ただ、最期に立ち会えなかったという事実は変わらない。
⑥ラジオの音楽番組にはまる。
毎週土曜、13時からやっていた音楽番組。その週によく聴かれた曲がランキング形式で発表されるもの。部活が終わったら速攻で帰宅し、ラジオの前で待機。SDカードに1曲ずつ録音しながら、真剣に聴いていた。終わったら録音した曲を調べて、曲名とアートワークを保存。当時は音楽を聴くための媒体がなく、代わりにDSを使っていた。ラジオに予想メール送ったりもした。外れたけどステッカーもらったな。この番組となっちゃん(DJ)のおかげで大好きな音楽に出会えた。大学受験が始まるまでの4年間、お世話になりました。
14歳前半(中3前半) [モチベ数値80]
①「”文学少女”シリーズ」にはまる。
野村美月さんの『”文学少女”シリーズ』。私が初めて自分で買った本。てか今調べたら、後継作出てる!まじか!知らなんだ!嬉しい!本を食べて、その味を恍惚とした表情で伝える遠子先輩に憧れた。芥川くんも推してた。シリーズに登場する文学作品、リストアップして片っ端から読んでいたな。これが高校卒業まで続く。なかでも一番印象に残っているのは、武者小路実篤の『愛と死』。といっても、どんな話だったか忘れてしまったのだけどね。
②三題噺を書き始める。
隣の席の男の子に「読んでくれ」と懇願し、文学少女にはまらせた。作中で登場人物がやっていた三題噺(単語を3つもらい、それらを使って物語を書くもの)にも挑戦。彼に毎日単語をあげてもらい、書く。できたものを渡して、感想をもらう。私も真剣に書くし、彼も真剣に読む。あの時間が本当に楽しかった。
③部活の朝練に行かない。
顧問の先生が替わり、朝練が陸上部との合同練習になった。朝7時学校集合。坂ダッシュ。階段ダッシュ。ダッシュダッシュダッシュ。なんで陸部と一緒に練習しなきゃいけないんだ、と思い参加拒否したら怒られた。そりゃそうだ。ここから私と先生の朝練攻防戦が始まる。絶対に参加させたい先生 vs 絶対に参加したくない私。結果、先生が折れた、というか諦めたことで収束した。放課後の練習も、剣道部だけの朝練(雨の日)は必ず参加したのに、これだけは行かなかった。頑固すぎるだろ。
④部活でまた後輩ができる。可愛がる。
6人も入ってくれた。これで、これで完全な状態で団体戦に出ることができる!剣道の団体戦は1チーム5人構成。中抜けで3人でも出ることはできるが、全員が必ず勝たなければいけないという超過酷条件が課せられていたのだ。そしてここでも後輩を可愛がる。可愛がる、というか、可愛がってもらった、だな。引退するときにもらったメッセージは私の宝物。なんと、私をモデルにした小説を書いてくれた後輩もいたのです。すごすぎる。嬉しいという言葉じゃ足りないくらい、嬉しい。
⑤体育祭の結果発表がしたくて文化委員長になる。
体育祭の結果発表。みんなが知らないことを自分だけ知っている状態。みんなの心を掌握しているような、あのなんともいえないワクワク感。どうしても味わいたくて、中2の後期から徐々に根回しを始める。ばっちり当選して、無事目的を果たすことができた。青団が優勝しましたね。私は赤だった。壇上からの眺めは最高でしたよ。委員会を勝手に早く終わらせたりして先生に怒られもしたけど、ちゃんと公約も達成した。図書室に時間外返却ボックスを設置するという、なかなか実益のあるやつを。
14歳後半(中3後半) [モチベ数値-100]
①クラスの男子に告白されそうになり、町中を逃げ回る。
これも封印したい記憶のうちの一つ。「〇〇くんが好きらしいよ〜」といった言葉はへえ〜といった感じで受け流していたが、今日告白するらしいよ〜という言葉はだめだった。即座に逃げた。「自分→♡←相手」の状態はいいけど、「自分←♡←相手」の状態が苦手。誰でもそうか。告白のときのあの緊張感MAXな雰囲気と、それに応えることができないという罪悪感。というわけで逃げ回った。まあ相手のが上手で逃げきれなかったんですが。数で負けたな。
②クラスメイトから避けられ突然の孤立。
多分、というか絶対、上記の出来事が引き金。クラスの中心グループに目をつけられる。それにしてもあの連帯感、すごいよな。昨日までみんなと楽しく話せていたのに、突然シャッターバーンって感じ。わいわいしてたら突然プールに突き落とされたような感じ。陰口言われたり、何かするとクスクス笑われたり。悲しいもあるけど、腹立たしかった。たまに仲良かった子が「あの子が悪口言ってた」と教えにきてくれたりもしたけど、余計なお世話すぎたな。この経験から、信用できるのは自分だけ、という教訓を得る。幸いにも、「なんて視野の狭い人たちなのかしら」と思える屈強なメンタルを持ち合わせていたこと、大きないじめに発展させる勇気がみんなになかったことから、そのままの状態で卒業を迎えることができた。余談ですが、この時期の日記には、私の悪口を言った子に対する怒りのメッセージが書き連ねてある。あまりにも怖すぎて処分してしまったけど。ちょっとだけ後悔。
③受験勉強を頑張る。
絶対にこの人たちと一緒の高校には進学しないと決意。受験までの残り数ヶ月は、文字通り必死で勉強した。もう受験が終わっている子から参考書をもらい、休み時間に解く。避けられていても、図々しい性格は健在だった。学校のワークも全問正解できるまで何度も何度も解き続けた。担任はものすごく心配していたが、結果、国語満点、他教科9割得点という自分でもびっくりな結果を叩き出す。合格の報告をしに行った時、先生から「あなたはブラックリストに入っていたのよ」という衝撃的な事実を告げられた。そんなに心配されていたのか。何はともあれ、結果オーライである。
④受験の帰りに一緒になった子の結果を予知する。
帰りのバスで一緒になった子が「絶対だめな気がする」と永遠に言い続けていた。それに対して、私は「絶対に合格している」と断言。なぜなら、本当にその気しかしなかったから。お世辞でもなんでもなく。落ちたら私のこと呪ってもいいとまで言った気がする。結果、その子は合格していた。ほらね!卒業式のときに、わざわざお礼のメッセージもくれた。呪われなくてよかった。
総括
かなり品行方正に過ごせたと思うのですが。いかがでしょう。小学生の時と比べると、かなり成長している気がする。あと、強い心を手に入れたのもこの時期。剣道のおかげか?あの練習、本当に辛かったんだよな。最後の方の記憶のせいで、中学時代の印象は最悪だけど、こうして振り返ってみると意外と楽しんでいる。それが分かっただけでも十分です。
お次は高校時代。ほとんど受験の記憶しかないから、内容詰められるか不安。それでも書く!書くぞ!なんかおもしろそ〜、と軽い気持ちで始めるからこうなるんだよ。そういうところは昔っから変わってないな。
※サムネは修学旅行で見たグリコ。
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