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「やり抜く力」で世界を変えろ

学校の勉強やIQなどの、数値化できる能力を「認知能力」と呼びますが、数値化できない能力の中でも、生きていく上で大切な力って沢山ありますよね。

そういった力を総称して「非認知能力」を呼んでいるのですが、今日のその中の「やり抜く力」についてです。

【GRITってなに?】
Guts(度胸):困難なことに立ち向かう能力
Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける力
Initiative(自発性):自分で目標を見つける力
Tenacity(執念) :最後までやり遂げる力

最近教育業界で耳にするGRITとは、これらの頭文字をとったもので「やり抜く力」という意味で使われています。

この「GRIT」を提唱したのが、ペンシルベニア大の心理学教授のアンジェラダックワース氏です。

アンジェラさんは、心理学の研究者になる前は中学校の先生をしていました。

中学校で勉強を教えていた頃に「認知能力」だけが子どもの優劣を決めるものではないと言うことに気づきました。

たとえ「認知能力」が低くても、子ども達の未来を照らすこと可能ですよね。

それから彼女は、さまざまな研究を重ねて、成功している人の共通点はGRITを持っているという点に着目しました。

GRITは生まれつきの才能や環境によって身につくのではなく、誰しもが後天的に伸ばすことのできる能力なのです。

GRITを伸ばす方法について、アンジェラさんは「成長思考」という方法が望ましいと発表しています。

「困難はいつまでも続かない」ということを伝え、努力をしやすい環境をつくることが大切なんだそうです。。


人はよく「あの人が成功しているのは才能があるからだ。自分には才能がないから無理だ。」と決めつけてしまいがちです。

でも、その思考を捨て成長思考に変化させることで「自分もできる。出来なくても諦めないことが大切だ」と思えます。

GRITは、多くの成功を収めている経営者やスポーツ選手などにも共通する能力ですが、彼らのほとんどの後天的にGRITを身に付けたんです。


【アンジェラ式のGRITを伸ばす方法】
結局、子どもと触れ合う身近な大人が「成長志向」でハードなことにチャレンジしていることが一番大切らしいです。

実はうちの会社では、子ども達と一緒に講師やスタッフ一人ひとりが結構「ハードなこと」にチャレンジしています。

個々が様々な目標を設定して、レッスンの質を高めたり、受講生たちの為の教材づくりに励んでいます。

クリアできたら全体で共有して盛り上がるという文化も、少しずつ根付いてきました。

「子ども達のGRITを伸ばしたい」と考える以上、結局は僕ら大人が成長志向を持ち続ける必要があるんですね。

子ども達と関わる仕事だからこそ、組織全体で高い目標を持って、ハードなことにチャレンジしていきます。

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