本のことは嫌いでも、子どものことは嫌いにならないで下さい。【読書習慣で子どもを覚醒させる方法】
こんにちは、PebyStyleの米倉です。
国語の授業などを行っていると、子どもによって顕著に差がでるのが読解のスピードや精度、語彙の量です。
最近は同じ学年でも、一緒に授業をするのが困難なくらいの差が生まれており、特に中学にもなると 学校での国語の授業は ほぼ成立していないという話をよく聞きます。
「先生、スゴロクってなに?」
(問題文を読み終えて)「読んだけど、これ何の文なの?」
こういったことは日常茶飯事です。
こうなってくると国語だけでなく他の教科にも影響は出てきますし、それに留まらず日常生活に支障をきたすレベルにまできている子も最近は増えてきているように感じます。
まともに文字が読めない子たちは、AIに仕事を奪われていく時代がそこまで来ているのです。
では「読める子」を育てるために、おうちで出来ることは何でしょう?
【年齢別・理想的な読み聞かせスタイル】
~0歳6か月頃
理想の読み聞かせは「楽しそうに親が自分の好きな本を音読する」
赤ちゃんを本に触れさせながら、ママ達は自分の時間を取れるのでおススメです。是非声に出しながら読んであげて下さい。
~1歳
「写真」や「絵」を説明してあげる
「青いお花はどれ?」という風に話しかかて指差しをうながす段階です。
本の内容よりも紙の質感を味合わせることが重要です。
~1歳半
感情を込め、身振り手振りをたくさん使った読み聞かせ
この辺りから習慣の掌握がカギを握るので、必ず「毎日」続けてください。
一日5分でもいいので、時間をとってあげましょう。
~3歳
子どもに参加させる「読み語り」
「韻」を探して言葉遊びの要素を
読みながら、セリフは子どもに読ませたり、子どもへの質問を繰り返して「説明させる」場面を少しずつ作ってください。
「子どもが自分で参加する読み聞かせ」これを継続することで口語能力が大幅にアップするという研究結果も出ています。
~5歳
こどもに朗読させてみる
間違えたら、丁寧に正してあげながら毎日繰り返してください。絶対に一人でやらせずに一緒に。
誰かが聞いてくれていて、評価してもらえるだけで「単語認識」「伝わりやすく話す力」「言語理解」が驚くほどアップします。
~6歳
物語の出来事と現実を結びつける
「昨日、こんな車を見たよね?」とか「〇〇くんも、こんな風にイライラすることあるよね?」という風に、現実に落とし込んで理解を深めていくのも非常に重要です。
~10歳
親子一緒に読書タイムをつくる
親が楽しそうに本を読むことがなにより重要で、本を読むこと自体よりも、本に触れながらコミュニケーションをとることの方が圧倒的に重要だと言われています。
これくらいの年齢を超えてくると、自分で好きな本のジャンルを選択しはじめるので、本だけはケチらずに買い与えてあげてください。
「読書があまり好きではないママ」もいるかもしれませんが、このnoteを読んでくれている方に「子どもが好きではないママ」はいないはず。
読書は子どもにとって絶対に必要です。言語能力の基礎を身につけるのに読書を超える方法は現在まだ発見されていません。
子供向けの本にも、大学教育を受けた大人が会話で使う語彙の2倍近くの言葉が使われています。つまり、親子の会話だけでは、読書から得られるほどの語彙力は身につかないのです。
ただ、フルタイムで仕事もしてるし、兄弟もいるし、子どもに毎日読み聞かせをするなんて不可能だと感じる方もいらっしゃると思います。
忙しいのは本当に理解しているつもりですが、時間をつくる良い方法があります。
今までテレビやスマホで浪費していた時間の中で、5~10分だけ 子どもの為に時間を探してみて下さい。
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