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時間の使い方を見直す~本のご紹介~
独立・起業して間もないと、納期が迫っていたり、集中力にブーストがかかったりして、何日も人に会わないことがあります。
小さな零細企業の跡取り社長の時も、そこから独立した今も、基本、1人で黙々と仕事をするという環境。
そんな私が、タイトル買いしてしまったのがこの本です。
著者の中島聡氏は、米国マイクロソフトでWindowsOSの開発に携わった経験がおありになるそうで、その経験から、
『スピードは最強の武器である』
との結論に至ったそうです。
優秀な人材が溢れる米国マイクロソフト社内で、如何にして埋もれないようにと、必死に努力・奮闘をされた末に編み出した働き方。
日本人と欧米人との『働き方の違い』、『時間の使い方の違い』、『家族との過ごし方』等々、目から鱗の話が盛りだくさんでした。
"単なる時間術"のノウハウ本で終わっていないところも、良書と言えます。
衝撃的かつシンプルなタイトルに思わず飛びついちゃいましたが、読んで損のない内容でしたので、おすすめです☆
ちょっと余談ですが・・・
この本を読んでからは、界王拳(という名の集中状態)を維持するために、通信端末の電源を切ったり。
さすがに家族とは顔を合わせざるを得ないが、子供たちには、
「父さん、今、精神と時の部屋モードだから。」
(あらかじめ小さい頃からドラゴンボールを何周も見させて教育済み。)
というと、空気を読んでくれる。
でも、システム開発やら、行政対応の資料作成とか、仕事に没頭して、パソコンとしか喋らなくなると・・・
独り言(とダジャレ)が多くなる(^_^;)
自分で書いたコードに、自分で突っ込み入れたりするようになる(^_^;)
「だれやー!こんなクソコード書いたやつは!」
「あ、俺や!」
「精進せえや、俺!」
とか、夜中に独りで喋り始めると、もう末期(-_-;)
コードは嘘つかない
思い通りにシステムが動かない時
何度確認してもバグの原因を見つけられない時
「このシステム、ポンコツだわー」
とか言って、ついついシステムのせいにしたくなる時があるのですが、残念ながらそうではないのです。(自分に言ってます)
システム開発に限らず、何かうまく行かないことに直面すると、ついつい環境に原因を求めてしまう。
それは克服すべき、わたしの弱さなのかもしれません。
『人は裏切ったり、嘘ついたりするけど、プログラムは、言われたとおりの命令しか実行しない。(今のところ)😱😱😱』
ハードウェア上の制約や仕様の影響って、最近はあまりない。
ごくごくまれに、MS様の『そういう仕様ですから』という、ゴリ押しが、バグの原因だったりすることがあるにはあります。(最近、WIN10の大幅アップデートの度にネットワーク系がおかしくなるのはほんとやめてほしい)
だから、バグが取れなくても、それは誰のせいでもなく、それを見つけられない自分のせい。
『そんな時こそ人に会おう』との時間術を!
煮詰まっている時って、仕事の能率が下がっています。
脳ミソが凝り固まって、自分本位な考えに陥っていたりして。
でも、生身の人間と会うことで、脳ミソがマッサージされる。
友人の近況や、悩みに寄り添ったり、逆に励まされたりして、脳ミソと心を柔らかくほぐしていく。
そして、熱い風呂にでも浸かって。
最近は、マジでヤバい状況を、サウナでの閃きで辛くも切り抜けることができました。
どんなに根を詰めても、ダメな時はダメなんですよね(;´Д`)
リフレッシュしたあと、もっかいソースコードや、顧客の要望書を眺めていると、
「ああ、ここか。なんや、こんなショボいことやったか!」、「ここをこうすると、要望に応えられるんじゃないか」と、冷静に見つけることができ、アイデアがどんどん出てきます。
大きなミスは、見つけやすい。
小さなミスは、見つけにくい。
人間は、ミスをするもの。
人に会うことで、人と語り合うことで、そんな『人間らしさ』を再確認できるのではないかと思います。
良書との出会いで、ちょっぴり自分の働き方、時間の使い方を見直すきっかけを貰うことができました。
~内容概略~
【世界を一変させたWindows95の設計思想を生み出した伝説の日本人が教える 人生を制するスピード仕事術】
本書の著者、中島聡氏は、
「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を生み出した
元マイクロソフトの伝説のプログラマーです。
多忙を極め、納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で、
中島氏は「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍。
なぜ締め切りを守りつつ、世界を変える発明ができたのか?
この思考を知れば、きっと「楽しい仕事」でいっぱいの未来が訪れます。