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ホルンパートから「あと5日」

こんにちは、北大オケホルンパートです!ホルンが大好きなメンバーが17人集まり日々活動しています。
秋の定期演奏会まであと5日となり、本番が終わってしまうという寂しさを感じる時期になってしまいました…。残り少ない日数の中で皆様に最高のホルンセクションをお届けできるようにパート一丸となって取り組んでいきます!

それでは、今回演奏する曲のホルンのみどころを各曲のトップが紹介します!

グラズノフ/バレエ音楽「四季」より秋
この曲のホルンは、他の楽器の音色と混ざり合い、より豊かで魅力的な音を生み出すことに一役買っています。今回演奏する他の3曲に比べると、ホルンセクションが際立つ旋律はないのですが、ホルンの音色の豊かさを十分に感じられることでしょう。
2つ目のアダージョではヴィオラと対旋律を担っており、ヴァイオリンの旋律に暖かく寄り添います。最後のアポテオーズで木管とともに奏でる旋律は、肌寒い秋の夜の澄み切った空気のようです。
全体的に、終曲にふさわしい、豪華で色彩感あふれる曲です。お楽しみください。

川越守/喜遊曲第5番
秋空のように明るく澄んだ曲です。ホルンは3拍子にマーチのような疾走感を与えたり、逆にゆっくりした部分では角笛の信号のようなフレーズを響かせるなど様々な局面に顔を覗かせています。
様々な側面は様相が次々と訪れる愉快な音楽となっておりますので、是非お楽しみ頂ければと思います。

プーランク/バレエ組曲「牝鹿」
この曲は、様々な場面の移り変わりと、ホルンの音色の幅を感じることができるバレエ音楽です。
1曲目のRondeauはトランペットからホルン、弦楽器へと明るく軽快なメロディーが受け渡されていきます。華やかで少し独特な和音に注目してみてください。
2曲目はオーボエから始まり、哀愁漂うゆったりとした曲、3曲目は快活で賑やかな中で、ホルンがとても活躍する曲になっています。続く4曲目、5曲目も、是非曲ごとの雰囲気の変化を楽しんでいただきたいです。また、ところどころに散りばめられたホルンソロやソリにもぜひ耳を傾けて、柔らかな音色や少し荒く硬い音色など、ホルンの音色の魅力を感じていただきたいです。

シベリウス/交響曲第2番
この曲の作曲者であるシベリウスは北欧のフィンランド出身です。その影響もあり、この曲では透明感のある響きが印象的です。最近、札幌も冬へと近づいてきましたが、この曲全体を通して冬を感じることができる部分が多くあるのではないかと思います。
1楽章から4楽章を通してアルプスホルンを連想させるようなものから金管らしくかっこいいものまでホルンの音色の数々をお届けできる曲になっています。ハーモニーを担当する部分では、シベリウスの響きを作り上げる役割を果たしています。いろいろな角度から様々な表情で登場します。ぜひお楽しみください!

ホルンパートとして、オーケストラにおけるホルンの魅力を皆さんにお伝えできるよう、そして北大オケの演奏会に来てよかったと感じてもらえるような演奏をお届けしたいと思います!ご来場お待ちしております!

ぜひお越しください!

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