車輪駆動の自動機械に対する世界的なバッシング
良くVW社のディーゼルゲートが原因だと言われていますが、
2020年代までに、イスラム系移民がヨーロッパに増えたことに対するアルコールの消費量が減少したことと、オランダ人の体格に合った自動車のラインナップが少ないことが要因でしょう。
(出典 : Winereport.jp)
オランダ人の平均身長は男性が184cm、女性が171cmです。男性を基準にしますと、脚の長さが102cmで足首から膝までの長さが61cmだとしても、座高が82cmで自動車の最低地上高が12cm、座面の高さが膝に合わせて61cm、座高に合わせて82cmだとして横転を考慮して、30cmの空白を加えても、タイヤも含めて215cm近い高さが必要になります。
これは日本に限って言えば市販乗用車には存在しませんし、輸入車であってもメルセデスのGクラスのランドレーくらいしかほぼ存在しません。
分かりやすく表すならトヨタのアルファード/ヴェルファイアかメルセデスのVクラス、あるいはランドクルーザークラスのSUVしか無いようなものでしょう。
また、Winereport.jpの資料に依りますと、1980年から2020年の間に1980年で12.7Lから2020年には9.8L、23%の減少幅ですが、WHOはヨーロッパのアルコール消費量は世界で最も高いと指摘しております。
イスラム系移民は2010年時点で3.8%でしたが、2016年には4.9%に増えて欧州連合にて支配的なグループの国々(ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、スウェーデン)が最大8.8%まで増加しています。
(出典 : pewresearch.org)
他にも伝統的にヨーロッパのガソリン価格はレギュラーガソリンが日本のハイオクガソリン相当で200円台後半であること、自動車免許の取得が日本のように教習所で取れず、3年6ヶ月以上かかることも原因だと思います。
また、F1でレッドブル所属のマックス・フェルスタッペン選手のスポンサーにアルコール飲料メーカーのハイネケンが入っていたことに対する嫌気もあるでしょう。
他に思い当たる場所としましては、イングランドプレミアリーグのマンチェスターシティが2012年前後に中東のオイルマネーを獲得して、2012/2013シーズンから勝率を上げていき、優勝争いに入ることが出来るようになったことでしょうか。
あるいは2006年から2009年の間にアーケードゲームの筐体としてのステアリングコントローラの特許が失効して、家庭用のステアリングコントローラが普及するようになったこともあるかもしれません。
昔なら「実車に乗ったことがある人でも自宅でステアリングコントローラを握るかもしれない」と両方備えますし、現に加齢などの理由で免許を失効した方が自宅でステアリングコントローラを使うことがYouTubeなどの動画サイトで投稿されています。
今から未来の話をしますと、2023年にフランスでラグビーワールドカップ、2024年にパリ五輪、2026年にイタリアミラノコルティナで冬季のオリンピックとカナダ・アメリカ・メキシコでサッカーワールドカップ、2028年にロサンゼルス夏季五輪があります。そこの統括団体(IOC、FIFAなど)から要請として「モータースポーツは一年中、オリンピックとワールドカップは四年に一回、オリンピックやワールドカップに出場する選手達は四年に一回しかチャンスがないんだ、わかってくれよ」と言われたからでしょう。とは言いましてもスポンサーにしてみたらそれだけ機会損失が大きいので一年中やっているスポーツイベントが優先なのでしょう。
日本だと東京マラソンとフォーミュラE、F1を両方やっていますので「スペースに余裕がある場所」であるのが重要です。
そうして、「車輪駆動の自動機械」を無くしていき、秩父や奥多摩に住んでいる一次産業の高齢者夫婦が紹介状をもらって東京23区の中にある病院に行く時にちょうど良いバスや鉄道が無くて、「個人利用の車輪駆動の自動機械」も無くて、夫婦が自転車で23区の病院まで日にちをまたいで、行く話をテレビで美談にして、それが道徳の教科書に載ることでも考えているのでしょうか?タクシーも高いから使えないとしても。
国によっては「社会主義国家のセンス」と評されるでしょう。まあ、欧州委員会や各国の交通関係の省庁は票田としてある「半径2kmで30分以内に学校・病院・工場・事務所・商店・飲食店・書店・レコード店・映画館・図書館・遊興施設・理髪店などが全て揃っている地域」のためにそうするのでしょうし、日本の省庁も「学校と商店街が半径2km圏内で30分以内でつながる地域」のためにそうするのでしょう。
これこそが分断ではないでしょうか、トランプ大統領が分断を煽ると喧伝していても昔から国というのは、距離や購買力、可処分比率などで格差がありましたし、都道府県でも一等地というのがあり(多くは鉄道の駅の近く)百貨店には海外ブランドの店舗がたくさんテナントに入っていました。そういう「難攻不落の城」に対して、「自分の場所に引き込ませたい」か「自分から向かう」かどうかというのが、商売のモチベーションだったのではないでしょうか。おこがましいとは思いますが。