「なぜ人々は乗り物を使うのか?」

2024年12月24日火曜日のテレビ東京の番組にて、自動運転の話題がありました。論調は日本のメディアではお馴染みの「日本は遅れている」という日本を下げるものでした。

自動運転については自動運転を制御するための予算として、通信の中継や連絡、 「間を持たせるもの」の予算については言及せず、その後は動物と人間の赤ちゃんの映像を映していました。

そこで疑問に感じたのは「なぜ人々は乗り物を使うのか?」ということでした。もうこれは簡潔に「買い物、病院、送迎、仕事やレジャー活動のため」でしかないでしょう。

コメンテータが「遠い未来には自動車に乗るのが禁止になる」と言っていましたが、そうなったら買い物、病院、送迎、仕事やレジャー活動、お酒を買いに行ったり、薬を買いに行ったり、子供が夜中に熱を出して急患で病院に行ったり、家族が食あたりになって急患で病院に行かないといけなかった時に自動車が使えなかったらどうするのでしょう?

まあ、その番組のコマーシャルにアルコール飲料(缶ビール)のコマーシャルが流れていましたので言及はありませんでした。

恐らく視聴者は小学校のように半径2km圏内、徒歩30分以内で「やまや」のようなアルコール飲料の販売店や「映画館」や「スタジアム」「アリーナ」があって、「床屋さん」や「銭湯」「レストラン」や「コンサートホール」「ライブハウス」「図書館」「美術館」「博物館」「工場」「大学」「遊園地」「釣り堀」「海水浴場」「公衆浴場」「ジャグジー」「サウナ」「ダンスホール」「ディスコ」「野外音楽堂」のような施設が【全て揃っている】場所に住んでいるような人達なのでしょう。

田舎暮らしの筆者の想像としては福岡の天神や大阪の御堂筋、東京の新宿や北海道のススキノとか栃木の(東)宿郷や今泉、埼玉の浦和、新座、川越、所沢、大宮、宮城の仙台、名古屋のサカエのような場所なのでしょう。

ただ一方で北海道の農家の人達みたいに20km先の町に農協(JA)があったり、病院があったり、夕張みたいな町に住んでいて50km走らないと仕事や学校に行けない人達もいるわけで、自動運転をするならそういった「2kmから50km」という地域格差の穴埋めが先ではないでしょうか。

農業は平面積広い方が効率が良くて、東京とかに良く植えられている「高い木」は高さがあった方が効率が良いし、北関東や南東北は自動車の利用が農業などの面から多いので駐車場が広い方が良いです。その「平面積x高さ」にある「対角線」に対する議論が必要になるでしょう。

環境保護と言っても、北関東や南東北の人達にしてみたら「建物の高さを何で抑えないんだ?」と思われていると思います。名古屋の人達からは「道幅が狭くないか?」と言われるかもしれません。箱根の近くに住んでいる人達からは「何で山のところに家を建てないの?」と言われると思います。北海道に住んでいる人達からは「街と街の間が詰まっているね」と言われるでしょう。阪神工業地帯や中京工業地帯に住んでいたり、働いたりしている人達からは「海が遠いのですね」と言われると思います。

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