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アウトサイダー入門。
アウトサイダーはそのままドロップアウターだと現代だと理解していい。
しょうもなく言っちゃうと、引きこもりや退学者、軽度障害者がそこに該当すると思う。
普遍的な話である。
しかし、ここで問題は、必ずしもアウトサイダーが弱者ではないこと。
アウトサイダーの源流にいるコリン・ウィルソンは確かにアウトサイダーだけど、そもそも元公務員であり、社会人としては成功し易い人が趣味でディタレントな教養主義を展開するのが、アウトサイダーの源流にあるだろう。
あくまでもアウトサイダーは大学の学問で研究できないような趣味や術学性を帯びるものだ。
またARTISTとして生きるということを含めて割に合わないような話になる。
アウトサイダーは要するに文芸である。
どこまでも知識を採集し、それを整理し、自らも実践的に歴史の中で生きること。
アウトサイダーとアーティストの違いは何か?と言えば、どちらもハードボイルドだけど活字的な把握と非活字的な把握の違いである。
もしかすると、アートの方が歴史が古く、アウトサイダーは比較的歴史が浅いかもしれないね。
近代人以降歴史に忘却された制度の膿からアウトサイダーは生まれたのだから、古くて新しいオーソドックスな新しさが、アウトサイダーの特徴。
とある解説では理屈っぽくて前向きな日常に落とし込まれた新実存主義と理解されている。