純白啓蒙読書会 #37『超科学/ピュアランダムネス: 論文は破れ!コロナ・シンギュラリティ問題に対する回答。なぜ科学は宗教なのか、東◯紀を完全に超えた最新思想』初田龍胡
子供の頃母親に「女の子だったらよかったのに」と言われた。
自分「は?母親が言うことかw?」と訳が分からない気分だったが 嗚呼
確かに女の子になりたいときもある。がやはり「ピュアランダムネス」的に男に生まれてよかったと思う
著者の他の本がイマイチだったので舐めてたら面白くて驚いた。私の貧弱な読書歴では村上龍の「昭和歌謡大全集」に似てると思った。しかし文体やテイストがコロコロ変わり、小説に実際の著者の友人などが出てくるため、フェイクドキュメンタリーにも見えてきたりして全てがジョーダンのようにもとれる。そしてだんだん著者の活動全てが著者によるジョーダンなのかな?などと思えてくる。真面目に生きてたつもりなのにこんな奴のジョーダンに巻き込まれるなんて。危険な本だ。
いままでのシンギュラリティ論は抽象的、表面的な議論が多く、AI導入によって人間の行動最適化やそれに伴う悪影響などの話は聞いていましたが落合陽一とも違い成田悠輔のAI民主主義とも違う量子コンピューターや危機の対処などの具体性のあるシンギュラリティ論で非常に興味深く考えさせる本だったと思います。数学のできない私でも読める本でしたのでぜひ読んでみて下さい。