2年越しのリアイベ"ときのそら Theatrical Cover Live『Role:Play』"レポート
2022年1月22日、バーチャルアイドルのときのそらによる音楽ライブ【Role:Play】が開催された。昼公演と夜公演の二部構成で会場は東京、大阪、SPWN(オンライン)の3会場。リアルでの開催は2019年10月06日に開催された【Dream!】以来2年3ヶ月ぶり。念願のリアイベとなった本ライブのレポートを書いていく。
昼公演
セトリ
レポート
超久々の有観客ライブですよ!!(急にですます調を崩していくスタイル)
流行病の感染者数が減ってきたと思いきや、また増加傾向に。やるかやらないかの瀬戸際まで追い込まれましたが滑り込みで開催できました。私は専門家ではないので今から書くことが事実であるとは保証できないのですが、換気性能が高い映画館であったことと、マナーの良いそらともさんだったから開催できたのかもしれません。
それはともかく今回は初のカバーライブということで開幕はお得意の太陽系デスコを披露。Dreamの時は章の締めで歌った曲を初手で歌ったチャレンジ精神がすごい。
そしてそのままのテンションを維持して次へ繋げたのもすごい。HOTLIMITやまっさらブルージーンズもテンション高めの曲ですが全く息切れを感じさせませんでした。「本当に生で歌ってる!?」って思ってしまったぐらい凄いです(ごめんなさいw、ちゃんと歌っているそうです)。
でも生で歌ってるのか疑うほどそのくらいクオリティが高かったのも事実。今までのライブはそらちゃんの活動の軌跡として楽しめてましたし、もちろんクオリティが低かったわけではないのですが、今回は一つの作品として完成度が高かった。ブルーレイが楽しみです。
具体的に言うと魅せ方が上手でしたね。ロマンスの神様で座りながら歌うのが可愛らしくてGood!でした。転調部分も自然に歌えており、活動5年目のアイドルの実力を確認できました。
個人的に意外な選曲だったのがシル・ヴ・プレジデント。テンポ早目のセリフパートがあり、どうなんだろうと思いましたが成長を魅せてくれました。2ndライブのパラレルタイムあたりからセリフが綺麗になってきいるとは思っていましたが今回は特に良かったですね。
夜公演
セトリ
レポート
夜公演は大人なときのそらが見れました。思わず「おお……」と声が漏れましたね。
2年でここまで成長するとは正直思っていませんでした。Butterflyは特に魅力的で見惚れてしまいます。原曲のMVを彷彿させる踊りでした。
この曲とまっさらブルージーンズの二曲の振り付けは松下莉子さんが担当。名曲に恥じないパフォーマンスに仕上がっています。
(本能ダンスも良いと思うけどね!)
https://twitter.com/riko_matsushita/status/1484856558022721541
あと外せないのは花時の空。この曲ではそらちゃんが感極まって涙ぐむシーンも。自分も釣られて泣きそうでした。
昼公演でも歌っているので2回目なのですが、終盤ということもあり無事にここまできた安堵感、ふとこれまでの軌跡を振り返ってみた時の情景を思い描いてみるとグッとくるものがありましたね。
花時の空は最初期の曲ですがまるでこの日を見越して造られたかのように、これまでの思い出や情景が浮かんでくる温かい曲です。この曲を提供した路地裏ロジックさんは本当に素晴らしいです。
その他
〜情勢について〜
情勢的に大変でしたがなんとか開催できて良かった。
声を出せなかったり現地入りを断念した人もいたりと悔しい点もありましたが、その悔しさはきっと次のライブへの糧へとなります。そらちゃんはどうか悩まないでください。
また、SPWNを配信を言わずに会場と言ってくれたおかげで救われたそらともが多くいると思います。
声が出せなくても、画面越しでも心は通じ合っていました!
〜アフタートークについて〜
私は夜のアフタートークに参加しましたが、そこで言っていた「みなさんが私をアイドルにしてくれている」という発言が印象に残っています。今回のライブでは「そらちゃんすげー! 大人っぽいー!」と思った一方でそらちゃんの『純粋さ、誠実さ、ひたむきな心』は変わっていないなとも思いました。大きく成長してもそらともに寄り添うそらちゃんに自分を含め、多くの人が救われていると思います。そらちゃんが道に迷った時はそらともや初期の自分を見てください。きっとそこに答えはあります。
〜雑記〜
・大人なそらちゃんに惹かれたのは、やはり見かけだけではなく内面的な成長があったからこそ。初期と比べるとだいぶ衣装が豪華になってお化粧も煌びやかになったが内面がちゃんとついてきてるのが素晴らしい。これからもどんどん成長していってほしい。
・アンドロイドガールもバリバリかっこよかった!。今後はもっと感情をぶつけた曲を期待。
・ステージが原作オマージュ仕様で可愛かった。
知らない人はまっさらブルージーンズのMVを見てほしい。背景に注目だ。
原曲を聴いてみるとそらちゃん自身の歌い方も忠実に歌われていることがわかる。アーティストとしてもそらちゃんの姿勢は非常に評価できる。
・踊ってたあん肝がセクシーで笑った。あとHOTLIMITの時に燃やされそうになってたけど大丈夫だろうか?w
・ラストのKumoHurray!は超盛り上がった。1stライブのDream!のラスト曲であるDream☆Storyはブルーレイを持ってる人はご存じかと思うが、今見返してみると異常なまでにステージが盛り上がっている。今回のKumoHurrayもそれに勝るとも劣らない盛り上がりだったと思う。
あと、もう一つ言えばオリジナル曲で締めたのもナイスだった。名曲の仲間にそらちゃんも加わった気がしたからだ。やがてそらちゃんも未来のアイドルに歌をカバーされる側になることを想像すると心が晴れ晴れする。