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【時計】あえて面倒な時計を買った話
ビジネスマンに必要なアイテムの一つに腕時計がある。理由はもちろん時間を見るためであり、時間に追われる社会人には欠かせないものだ。
そんなニーズに応えるべく、販売されている時計は電気で制御するクオーツ式が多い。安価で耐久性も比較的良い。何より時間のずれがあまり発生しない。普通ならこのクオーツ式時計を使うのだが、社会人二年目を迎えた私はあえて違う時計を購入した。
クオーツ式と対をなす存在、機械式時計である。
この機械式時計、性能面でクオーツ式と比較するとデメリットが多く見られる。耐久性が低く、磁力に弱い。時計の針も一日で数秒から十数秒ずれることもある上に、放っておくと針が止まるので手間がかかる。何よりとても高価だ。
そんなビジネスマンのニーズと明らかに逆行した時計であるが、機械式時計にはクオーツ式にはないたくさんの魅力がある。
機械式時計の魅力は非実用的な部分である。機械式独特の針の動き、音。時計盤の裏から見えるカラクリ。丁寧な技で磨きあげられたメタルバンドや時計盤。そのメーカーの時計を持っているという所有欲。手間がかかるから逆に湧く愛着。そして大切に扱えば非常に長い期間使い続けられる…など。
もう少し機械式時計の魅力を掘り下げよう。機械式時計を付けている時に耳元に時計を当てると「チチチチ…」と音がする。暇な時にこれを聞くのが一つの楽しみになっている。ずっと聞いてられる音。裏側から見えるカラクリが動いている様もまた良い。
メンテナンスで時計の洗浄をするときも楽しい。「この部分の装飾カッコイイな」「この角度で見る時計の色合いが最高なんだよな」。そんな感じで改めてその時計の魅力を再確認する。そして洗った後の着け心地もまた最高だ。時代と逆行している時計ならではの魅力。時の流れを忘れて楽しめる時間がそこにある。
これらの魅力はクオーツ式にはない所だ。両者の魅力をシンプルに言うなら、クオーツ式は実用的で飽きたり壊れたら気楽に次に行ける手軽さ。機械式にはいいものを一つ、こだわって使い続けるパートナーのような良さがある。
今回機械式時計の魅力ばかり書いてしまったが、クオーツ式時計も良い品、良いところが沢山ある。これに関しては別のところで書く。結局のところどっちが良いとかではない。どっちも良い。重要なのは自分の価値観に合ったものを付けることだ。何ならアップルウォッチで機能面を追加してさらに便利にすることも出来る。なんにせよ自分にピッタリな時計を選ぶのがベストなのだ。
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