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「生まれた」ということについて

私は今、生きています。
おそらく、この記事を読んでいるみなさんもそうでしょう。
いや、もしかするとnoteを使いこなすゴーストもいるかも。居たらいいなぁ、面白いから。

その可能性も踏まえて、この世界で1度でも生を受けた経験のある方々全員に問いたいのです。

「生きるということは、あなたにとって何?」

楽しい?苦しい?苦手?得意?ずっと生きていたい?それとも早く死にたい?

ちなみに私は、苦しくて、苦手で、早く終わらせたい人です。
あはは。
これ聞いたら心配になっちゃいますよね。
大丈夫ですよ。割としぶとく生きてますから。

私たちの命には必ず終わりがあって、死だけが永遠だって、考えたことはありませんか?
私はあります。毎日考えます。
それはとても恐ろしいけれど、等しくみんなが迎える結末なんですよね。

死が結末のこの世に生まれてしまったということは、私たちの手にあるものは、死なのかもしれない。
今、私たちが「生きている」と思っているこの時間は、ただの死へと続く路次なのかもしれない。
無から呼び起こされ、意識を持たされた私達は、無へと還るその時までただひたすらに歩き続ける。
無から無への無意味な行路。

私は今でもそう思っていますし、数年前までは今よりも強くそう思っていました。
死ねないと言うより、生まれた頃から生きていたから、現状維持をしているだけなんです。

自分で生を選択して、明確な意識で生きてみたい。
私は、自分の人生がよく分からないままで、ずっとパッとしないんですよね。

私が何故このような考えに囚われるようになったのかという話は、また改めて書こうと思います。

とにかく私は、生も死も怖くて仕方ないんです。
じゃあ、どうしたらそれらを恐れずに生きていけるのか、考えてみました。

この間、仕事で良いことがありました。
その時私が感じた「嬉しい」という気持ち。
あれは確かに本物で、生きることに絶望なんてしていなかったんです。一瞬だけ。

その日、帰ってから思ったんです。
「あぁ、私には幸せとか嬉しいとかが足りないんだろうな」と。

それは、今月とか今年とか、そんな短期間の話ではなくて、私の人生において。

本当にシンプルですよね。笑っちゃいます。

私は約20年間生きてきて、幸せだって思った瞬間があまりにも少なすぎるんです。
今、思い浮かべようとしても、難しいくらいに。

最近大人になって、仕事をして、認められて、褒められて。
それで初めて、自分の生きる意味というか、生きてても良いんだって思える瞬間ができたんです。
瞬間だけど。

こればっかりは職場に恵まれましたね。
本当に職場の皆様に感謝です。

この話のオチが見えませんが、まぁなんと言いますか、私も人にそう思わせることが出来る人間になろうと思います。
人間に生きる価値をもたらすことが出来るのは、人間でしかないんですよね。

少し話が逸れますが、私の''好きなタイプの人間''は、自分にも他人にも甘い人です。
許すとか、許さないとか、そんな場所とは別の場所にいる人が好きですね。
物事を俯瞰しているのかな。

でも、人を許せないから弱い訳では無いし、許せるから強い訳でもない。
許すことも許さないことも人生には沢山あるけど、それに対しても寛容でありたいんです。
人を憎み続けるには体力が必要で、許した方が楽になれることってありますよね。

色んな人生があって、人類の歴史の中で、同じ人間は一人もいないんですよ。
最近、それってとても凄いことだなって良く思うんです。
私たち、唯一無二なんです。
もう、アイデンティティなんかで悩む必要ないんですよね。
自分として生まれたって言う、それだけで良いと思うんです。

先日、この話を友達にしたら「ナルシストじゃん」って言われて、悲しい気持ちになりました。
ふふふ。
友達にも理解されない私、そんなとこもアイデンティティにしちゃいます。

生きることに積極的になれない人達って、思ったより多いですよね。
みんなにそれぞれ色んな絶望があって、それを抱えて生きているんですね。
それさえも、なんて素敵なんだろうって思うんですよ。
不謹慎かもしれませんが。

みんなが生まれて、生きて、人生を持っている。
なんて凄いことなんだろう。
理解しきれないです、壮大すぎて。

私たちは生まれてしまいました。
死ぬまでそれは変えられないんです。
それに対して絶望することの方が多い私ですが、そうして考えることも少しだけ好きだったりするんですよね。
生というものを睨んでいる時間や突き詰めている時間は、生きてるって感じがします。

どこかの偉い哲学者の言葉も、別に参考にしなくていいと思うんです。
私が考えて、私が勝手に結論を出すから、それでいいんです。
私は人生一回目で、誰かの複製でもない。
私が生きたことで、初めて私の人生は生まれたんだから、私が悩んだことは私が結論を出したいんです。

きっと、ここまで書いた悩みだって、色んな人が擦り倒した疑問ですよね。
だからなんだってんですかって話ですよ。

あなたはあなたの人生、私は私の人生、誰かは誰かの人生です。

私のnoteを読んで、これが答えだなんて思わなくても良いし、共感してくれても良い。

何が言いたいかって言うと、人生は自分の選択なんですよね。
生きることは選択した訳じゃないけれど、その不自由な生の中で、精一杯自由に生きてやりましょう。
それが理不尽な命に対する仕返しです。

「自由があっても僕らには時間が無い」
私の好きなアーティストの歌詞です。

有限な時間の中で、不自由な自由を使い切りましょう。
では。





(歌詞引用)サラブレッド /BBHF 

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