Fitbit Charge 5 の故障と対応の記録
これまで 9 年ほど継続的に Fitbit 製品を使い続けているのですが, Fitbit Charge 5 が購入後 1 年と経たず故障, 交換するという経験をしました. その際の顛末を備忘録的に残しておきます.
(※本記事執筆は 2024 年 10 月ですが, 本件は 2023 年 10 月の出来事です.)
突然の故障
Fitbit Charge HR を購入して以来, 睡眠時間計測と運動の記録として Fitbit 製品を使い続けています. 当時 Apple Watch が出始めのころでしたが, Android ユーザーの自分にとっては Fitbit が価格と性能のバランスが良く感じられたことが決め手でした.
データを取ってみると, 深い眠りに入っている時間は思ったより短そうだぞとか, 発熱すると確かに心拍数が上がるな等々, 自分のデータを眺めるのが結構おもしろいのです. それからというもの, データ分析には長期の記録が必要だろうということで, ゴムバンドの経年劣化で Charge HR が崩壊して以降も買い替えてはデータの蓄積を続けています.
Charge 3 も 3 年ほど使用後, ある日突然充電がほとんどされず使用不可となり, 当時最新だった Charge 5 に買い替えました. 使い方はこれまでと変わらず, 入浴やプール, サウナ等, 製品への外的負荷が大きそうな場合を除き, 常時装着していました. これまでより大画面でカラー表示, リアルタイム心拍数測定, Reminders to move など, Charge 3 からの進化に, 初めて装着した時は感動しました.
同じく 3 年ほどは使えるだろうと思っていたのですが, 使用開始から 1 年経とうかというところでバッテリー持ちが極端に悪化, 1 日どころか数時間でバッテリー切れを起こしてしまうように…
ネット上で故障報告を探してみると, 他にも故障されている方がちらほらと…
自分の場合もぎりぎり購入から 1 年以内だったため, カスタマーサポートに連絡してみることにしました.
カスタマーサポートの神対応!
ただ故障しましたと主張しても説得力に欠けると思われたため, 本体のリセット等試せることは試し, 観察してみました. すると, センサー周辺の金属部品が心なしか浮いているような…?
装着時は当然センサー側を腕に押し付ける形になるため, 分解しようとするなど意図的な行動をしない限り, 金属部品を浮かせるような事態は基本的に起こりえません. もしかすると, この隙間から汗などが内部に染みて回路を駄目にしてしまったのかも...
とりあえずこの発見を元に公式サイトの問い合わせフォームを通して連絡してみました.
(現在は対応方法が変更になったようで, 電話かチャットのみのようです.)
フォームに入力した内容を要約しますと,
問い合わせを送信した翌日の午前中, フォームに入力したメールアドレス宛に下記のような内容のメールが届きました.
言われた通りに返信すると, 約 1 時間半後には返信が来るという迅速な対応, しかも状況確認が取れたということで, 交換対応手続きのためのウェブサイトのリンクが送られてきたのでした.
正直使用状況について突っ込まれたり, 本体を郵送して確認なんてことになるのかもと想像していたので, あまりにも早い決着に驚くばかりでした.
提示された選択肢と思わぬ落とし穴
送られてきたリンク先で提示された補償オプションは下記の 2 つでした.
当初は新品交換を選ぼうと思っていたのですが, ちょうど後継機種である Charge 6 が発表に. Charge 5 の機能にさして不満はなかったものの, 無料で発売後 2 年近く経過した機種でもらうより, 多少お金を出しても最新機種を手にしてみたいと思ってしまい…
リンク先で表示されていた下記のようなクーポン適用条件をざっと読んだところ, 全ての機種に適用可能そうに思えたため, 割引クーポンの付与を選択しました. この後思わぬ展開になるとは知らず…
割引クーポンの付与を選択したところ, Fitbit のカスタマーサポートからクーポン発行のメールが飛んできました. 使用方法か何かが書いてあるのかと本文を読んでみると, 上述の条件と一部異なる内容が…
Charge 6 には適用できない…だと…!?
Fitbit のオンラインストアで Charge 6 の購入手続きをすると, 確かにクーポンは適用できませんでした. なんということでしょう…
カスタマーサポートに抗議することも考えましたが, 文面のコピーだけで魚拓も取っていなかったので諦めました… まぁ今となっては後述の Versa 4 に満足しているので結果オーライということで.
こちらをお読みの方で同様のオプションを提示された方は, 魚拓を取っておくことを強くおすすめします.
悩ましい次の相棒選び
Charge 6 が選べなくなってしまった今, 当然他の機種を選ばなければいけません. Charge 5 より低いグレードはさすがに選びたくないため, 必然的に Versa 4 か Sense 2 が候補に上がります.
筐体サイズはほぼ同じですが, 価格の高い Sense 2 は心電図測定や皮膚上の電気的測定用のセンサー, ジャイロスコープ等を搭載し, 測定データや分析サービスの内容に差があります.
Charge 6 が選べなかったことでヤケになり, Sense 2 にしようと思ったのですが, Fitbit Community に少し気になる投稿がありました.
機種は違えどなんとも既視感のある内容, しかもコメントには Charge 5 使用者で金属部品の剥離を経験された方が…
100%ではないにしろ, 金属プレート剥離をまた経験する可能性があるのは… しかも Charge 5 よりも高額な機種で… ということで, Versa 4 を購入しました. 注文日から 5 日後と配送に少し時間がかかりました.
Versa 4 を使ってみて感じたことは別途記事にするかもしれませんが, 概ね満足できる商品であることはここに記しておきます.
おわりに
というわけで, Fitbit カスタマーサポートの迅速かつ寛大な対応という天国から, 割引クーポンが新製品に適用できないという地獄に叩き落とされたお話でした.
Fitbit 製品をお使いで, 故障の問い合わせを検討されている方の参考になれば幸いです.
この記事は Keyball39 で書きました.
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