宇宙短歌にもチャレンジ❤️
去年と今年は、間違いなく繋がっていた。
【みんなの俳句大会】、今回は「宇宙杯」と冠しているのだけれど、俳句大会・短歌大会・川柳大会が同時開催されている。
冬の沙々杯以降、忙しさと心の余裕のなさで、じっくり俳句を詠んでいる時間は取れなかった。でも参加したかったので、思いついた言葉や作りかけの句をiPhoneにメモしていた。
それをなんとか俳句っぽく仕上げ、宇宙俳句に投句。投句はしたので、後の楽しみは人様の詠んだ句。これで、心置きなく楽しめる✨
まあ、ヒマがあれば夏の句でも考えておきましょうかね、なんて思っていた。
……思っていたら、投句記事に沙々良まど夏さんから、コメントがあった。まど夏さんは、この冬初めて私が参加した俳句大会の「沙々杯」の主催だった方。今回は、短歌部門を担当されているとのことで、「余力がありましたら短歌にもお越しください」とのお誘いだった。
え、短歌? 今度短歌なの? もちろん短歌も詠んだことないんですが。
けど、他でもないまど夏さんのお誘い……。締め切りはまだ先だし。一首くらいイケるんじゃないか?
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短歌のルールを検索後、なんとなく適当に詠んでみて、「なんか知ってる気がする……」と思った。
百人一首は好きでお正月に遊ぶので、三十一音の節回しは知っている。
そうじゃなくて、なんかもっと身近な感じ……。
わかった。コレだ。
開くのを忘れる日もあるのだけれど、日々これを読んでいるのだ。一首ずつ。
お正月に引いた御神籤で、かつて引いた大御心のことを思い出して本を購入。ちなみに、今年の御神籤エピソードで一句詠んで沙々杯に参加した。
その時の主催のまど夏さんが、今度は短歌への扉を開いてくれている。
御神籤・俳句・短歌が、混沌としてそこにある。
そしてキーパーソンが、まど夏さん。
……縁の繋がりを感じて、面白くなってきた。短歌も新しい学びとして味わってみよう。きっと、神様からの啓示だ。
そして、フライング土用入りしている気配なので、これも土用ミラクルなのかもしれない。
よし、詠むぞ❤️
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人間よりも数多の春を知る桜樹 撫でて目覚めを誘うそよ風
(ひとよりもあまたのはるをしるおうじゅ・なでてめざめをさそうそよかぜ)
私の住む町には、毎年目を楽しませてくれる桜の名勝がそこかしこにありますが、ほとんどが老木なのだそうです。桜は老いてくると、花色が白っぽくなるのだとか。今年も花が咲くのを皆で楽しみにしていますが、つぼみをつけ、膨らませ、花開かせてくれるのは、自然なのですよね。私たちは、ただ待つだけです。
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自由得てポニーテイルの揺れる春 伸びたい背中に重たいリュック
(じゆうえてポニーテイルのゆれるはる・のびたいせなかにおもたいリュック)
凶の御神籤を引いた子供も、晴れて高校生。校則もぐっとゆるくなり、禁止だったポニーテイルができるようになりました。リュックの中身の重量が中学校の比ではなくなり、重さで背すじを伸ばせずに家を出ていきます。伸び伸びと高校生活を送っているのに、そうは見えなくて面白いです。
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石畳動く影絵に足を止め 見上げる枝に囀る小鳥
(いしだたみうごくかげえにあしをとめ・みあげるえだにさえずることり)
急勾配の石畳の坂を登っていると、石畳みの上に枝にとまった小鳥が動く影が。坂が急すぎて、足元ばかりを見て歩いていましたが、小鳥が見たくて顔を上げると、枝にとまっていた四十雀が囀り始めました。四十雀の歌が終わるまで、そこで休憩しました。
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形だけは、短歌になっているはず……。
今回は、俳句の十七音に収めきれずに諦めた題材を焼き直した感じです。
やはり三十一音になると、描写が少しラクになりますが、その分音が余ったり、表現が散文的になるのが難しく、簡単だとも言えませんでした。
それぞれの難しさがあるものですね。
良い経験が出来ました。まど夏さん、ありがとうございます。