新人オタクと解散(前)
閲覧ありがとうございます。
ここ最近、まあお笑いファンなら知ってると思うんですけど、色々と思うところがあって。
解散、したじゃないですか。ジソンシン。
その前はリアルで、その前はきんめ鯛、その前がキャタピラーズだったかな。
…まあ、だったかなって、全然覚えてるんですけど。
私別に、その4組のファンだった訳じゃないんです。
(どのコンビもネタ見た事あるし好きなんですけど)
だからこうしてダラダラ語るのって、ファンの方は「うるせえ黙れよ。」って言いたくなると思うんですけど。
でも一度、自分の気持ちを整理しておきたくって。
私がお笑いに本格的にハマりだしたのはそれこそ自粛期間に入る辺りで、ヒガシ逢ウサカが解散したのが、多分その半年後くらい。
Twitterのトレンドに入っていて、それで知ったんですけど。
その時の私は、所属してる芸人さんを何組か把握してても、劇場に今よりは詳しくなくて。
でも彼らのことは知ってたんです。
テレビで何度も見たことがあったし、何のネタしてたかとか、覚えてたし。
だから私の目には、順調に映ってて。
「なんで」って思いました。
面白かったじゃん。テレビにも出れてたし。なんで解散すんの。そんなに厳しい世界なの?って、ちょっと震えました。
まあ実際、厳しい世界なんですよね。
マンゲキファンも3年目になって、だんだんそういう事も分かってきました。
それで、この解散ラッシュが、だいぶ堪えてて。
解散ラッシュというか、一番キツかったのはきんめ鯛のときでした。
一昨年のM-1の予選で初めて知って、めちゃくちゃ面白くって。
友達にもすごいおすすめして、「こんな面白い若手がいるんよ、絶対売れるから!」って言ってました。
そしたら今年の一月、別々の道に進んでしまって。
すごい悲しかったです。上っ面の言葉に見えますけど、悲しくて、本当に「なんで」って思いました。
好きだと思ったコンビの解散を目の当たりにするのは、この時が初めてで。とてつもない衝撃でした。
でも何より、すごい悔しかった。
ライブとか、全然買えてなくって。
本当に、形になる応援なんて、何も出来ていなかったんです。
あんなに面白かったからって。絶対売れるからって。そう無責任に信じ込んで…本当に、慢心の極みです。
解散が発表されてから、YouTubeの動画はほとんど見ました。特に、ネタは覚えるくらい。
私、長い動画見ると疲れてしまって、一日2〜3本しか見れなかったんですけど、でも彼らは猶予を与えてくれたから。
ラジオを聴きながら泣いたこともありました。ネタもめちゃくちゃ面白くて、でも面白ければ面白いほど、もう見れないんだって悲しくて。
しつこいくらい、毎日友達にきんめ鯛の話をしました。学校でも、なんか授業中に思い出しちゃって泣きそうで。
「きんめ鯛」がこの世にいる最後の日、私は泣きながら眠りにつきました。
今は、心からピン芸人・真輝志さんを応援できていますし、しっかり社会人してるだうさんの写真を見られるのは嬉しいです。
結局、1度も生で漫才を見られなかったのはすごく残念ですけど。
本人たちにとって、前向きな解散だと言ってくれたのが、ゆっくりお別れする準備期間を与えてくれたのが、大きな救いになりました。
あまり長くなるのもアレなので、ここで前編終わりとします。
後編はきっと、明るい終わり方は出来ないかな。
でもまあ、1人でも見てくれたら嬉しいです。