【ずっとケアマネとして働いている理由】
介護保険は2000年に始まり、早四半世紀を迎えようとしている。高齢化、核家族化、介護離職等複雑な背景がそこにはある。
介護支援専門員(ケアマネジャー略してケアマネ)は、それにより生まれた比較的新しい民間資格である。
民間資格とはいえ、さまざまな介護、福祉、医療の国家資格を持った者が5年以上の経験年数を経ないと受験することができない資格でもあり、
今では『やる気、負けん気、あと勢い』で受ける人が多いのではないか。
取得した後も、5年毎に更新研修が義務化されている。主任ケアマネとして働くには、更にケアマネとして5年以上の経験後、研修を受ける必要がある。
かなりの年月と、高額の研修費をかけないと、主任ケアマネとして働き続けることができない。今では特例を除いて、在宅を担う居宅介護支援事業所の管理者は、主任ケアマネでなくてはならない。
そんなルールの中、3年毎の介護保険改正がある。その度に制度の変更により、パソコンソフトの入れ替えが行われ、重要事項の取り直し等事務作業が増える。
法令をしっかり理解しないまま業務を行うと、
請求ミスや、運営指導での指摘、監査、あってはならない事業所指定取り消しへと繋がりかねない。
ルールに則り日々行われている業務は、努力なくしてはできない。
年齢と共に退化していく『新しいもの』への適応能力を維持しようと、必死だ。
そんな中、私が長くケアマネとして働くことができたのはどうしてなのかを見つめ直したい。
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