【事故になる前に車の運転をやめさせるには】
車を運転することが困難になる時期がいつかやってきます。
これは誰にも言えることで、どこかで『辞める』決断をしなくてはなりません。
「体が不自由になった」
「目が見えづらくなった」
「耳が聞こえにくくなった」
「車をぶつけるようになった」
さまざまな理由で運転を辞めざるを得ないのですが、大事なことは、大きな事故になる前に『辞める』と自ら決断できることです。
田舎では、交通網が発達していないため、車がないと、買い物や受診など外出することに直接影響が出ます。
この『辞める』ことには、生活そのもののリズムを変えていかないといけなくなるため、勇気がいるものなのです。
特に、車の運転に長けているのは、男性に多く見受けられます。
「ずっと運転してきているんだから大丈夫」
「慣れた道だから運転できるに決まっている」
そう話される方が多いですが、だからこそ、免許返納への道のりは長いものになります。
今までケアマネとして関わる中で、運転を辞めさせるために奮闘した例はあります。もちろん、認知症に罹った当の本人より家族が一番心配され、相談があったケースが殆どです。
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