どんな言葉を使うかによって
高校生の頃何が原因だったか忘れてしまったが母親と口げんかをしたことがあります
まだ、その頃は母親に対して反抗するという気持ちが残っていたのを覚えています
いつものようにひどい言葉を返してくる母親に対して苛立たしい気持ちが先走ってしまい「そんな事を言うなんてそれでも親なん?」と言い返した事があります
その言い返した言葉に対してそれはそれは母親は激怒して、さらにひどい言葉を吐き続け、何かにつけ「それでも親なん?」と言う子はいらん!と言い続けていました
私としては耳をふさぎたくなるような言葉を私に言い続けるので、親なのによくそんなひどい言葉を子どもに言うよな!という意味で返したつもりなのだが、母親はなぜそのような言葉を言われたのかそのプロセスを考えず「それでも親なん?」という言葉の響きだけを受け取って激怒し続けてました
今思えば「それでも親なん?」と言われる事は親にとって腹立たしい事には間違いありません
ただなぜそのような言葉を言われたのか考えて欲しかったなと思います
母親の激怒でけんかの原因さえ忘れるほどの事件だったし、それから母親に対して一切口答えをしなくなった というかできなくなってしまったのも事実です
自分の子育てが終わった今でも、あの「それでも親なん?」という言葉がずっと私の中に残っていて解決できないでいます
他の母親も私の母親のように激怒するのだろうか?
それとも、「もちろん親よ!」と言ってその場が終わるのだろうか?
母親が亡くなってしまった今では答えが出ませんが、自分が子育てをする時「それでも親なん?」と言われないように頑張ってきたような気がします
またそういう言葉が出るような環境にはしたくなかったし聞きたくもなかったです
ただ言葉としては子どもから返ってきませんでしたが、理想の母親を演じるという事が自分を苦しめる現実となって返ってきてのだとやっと最近理解できるようになってきました
あなたは自分の放った言葉が、また自分に返ってくることを知っていましたか?
それはいろんな形となって返ってきます
もし、何か引っかかる事があれば自分が意識せずに放ってしまった言葉に何か原因があるのかもしれませんね
そんな時はぼーっと考えるのも一つの案です
無理して考えなくても大丈夫です
ぼーっとしている時にふと思い浮かんだりするものです