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デスクワークには「中近両用メガネ」がおすすめです

遠近両用メガネは「遠くから近くまで見えるメガネ」ですので、40代半ば以降の人には『常用メガネ』として使用をおすすめします。

しかし、遠近両用にも弱点があって、

弱点①【目の前の近く(眼前のパソコンモニターetc.)には弱い】

☞ 遠近両用メガネの目の前(真正面の視線)は遠方を見るための度数が入っていますので、その位置で「近くのモノ」を見ると調節力が足りずに“ピントが合わずにボケたり、すごく頑張って見ることになり目が疲れたり”します。

遠近両用メガネで近く(パソコン・スマホ・読書)を見るときは、目線を下げてレンズの下方部で見るのが前提条件です。

ですので、ノートパソコンやスマホは問題ないのですが、デスクトップパソコンには要注意です。

モニターが真正面にあると、すごく調節を頑張って見ることになるので、

・モニターを離して調節量が少なくても見えるようにする。
・モニターをなるべく下げて、レンズの下方部を通して見るようにする。
・自分が座っているイスを高くしてモニターをレンズの下方部で見るようにする。
といった工夫が必要です。

弱点➁【近用部の“快適視界”は比較的狭いので長時間のデスクワークには向いていない】

☞遠近両用メガネは、遠方~近方まで網羅できる度数を1枚のレンズに詰め込んでいますので、近見部の面積(近くが見やすい快適視界)はどうしても狭くなってしまいます。

※ただし、各レンズメーカーの上位クラスの遠近両用レンズは近見部の快適視界もかなり広いです。高額なだけの価値はあります。


【中近両用メガネは目の前のモニターでも目の負担が少なく見える】

☞中近両用メガネは「遠くの見え方を少しマイルドにするかわりに、手元・近くの快適視界が広くなる」レンズです。

遠近両用メガネと比べて、目の前の度数も少し弱めになるので、目の前にモニターも楽に見えるようにタイプを選べます。

中近両用レンズは、「ウォーキング用」「室内用」「クラフト(手作業・パソコン)重視用」などのタイプの中から選べます。

中近両用メガネは、装用したまま歩くこともできるので常用としても使えます。

遠方の度数を少しマイルドにするイメージとしては、

遠近両用で遠用補正視力1.0だとしたら、中近両用室内用で0.8、クラフト用で0.6といったイメージです。十分に装用したまま生活できます。

遠近両用メガネと中近両用メガネ、理想的にはそこに近々両用メガネを加えて、「用途に応じてメガネかけ替える」というライフスタイルが目にとっては理想的です。


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