日記 『火の鳥』、スパイダーソリティア
2023/01/19
朝起きてスパイダーソリティアをした後、朝ご飯のドーナツを食べながら脳内でスパイダーソリティアをして、電車に乗りながら脳内でスパイダーソリティアをして、寝るときも脳内でスパイダーソリティアをした。(スパイダーソリティアの、ひとつひとつ片付けていく感じが好きだ)
頭の中でスパイダーソリティアをしていないときは、目や耳に入ってくる言葉の文字数が偶数か奇数かチェックしたり、素数を限界まで数えたり、イマジナリー他人と会話のシミュレーションをしたり、三国志の登場人物のドラフト会議をやったりする。
他の人は、頭の中でこんな風にやっている遊びはあるのだろうか。
手塚治虫の『火の鳥』シリーズを読破したら、急に取り残されたみたいな喪失感を感じた。
もう一度最初から読めばいい話なんだけれど、壮大な長い物語のあとにはこういう気分になる。
本当に、本当に、本当に面白かった。
どれも本当に面白かったけれど、いちばん好きなのは「生命編」。「未来編」も「復活編」も「乱世編」も好き。
日本史は勉強不足だけど、前に『平家物語』を読んだおかげで源平の争いがテーマの「乱世編」を楽しめたんだと思う。
手塚治虫の描くキャラクターは、人間も人外もとにかく魅力的だ。特に女性の横顔が好き。
可愛らしいのに、ちょっと心的距離を感じるのがいい。
「未来編」の冒頭やロボットアニメの1話のAパートみたいなハイテクな未来の暮らしが出てくるシーンが好き。こんな生活がしてみたいなと憧れる。
でも殆ど100%、こういう描写はこの後起こる大変なこと、別の星が攻めてきて戦争に巻き込まれるとかマザーコンピュータが暴走するとか、こんなことの前フリだから切ない。