洋画の声優さんベスト3

3位 野沢那智さん

 数日前亡くなったアラン・ドロンのプライドの高さ、冷淡さ、神経質さをこの人の声はうまく反映していた。
 また、「ダイハード」のブルース・ウィリスにも見事にマッチしていた。ドロンとはまったく異なるタイプで、繊細、野太い、男臭い役柄だったが、さすがプロの声優さん、本人の雰囲気と見事に溶け合っていた。
 特に、ぼやきながら、弱音を吐いて、やけくそで悪人たちに立ち向かう時のマクレーンの声は感心した。あの声をいいなあと、思いながら、吹き替え版の「ダイハード」を何回も見ている。
 野沢さんが亡くなってもう14年経つ。ブルース・ウィリスも引退したが、僕の中では、「太陽がいっぱい」や「ダイハードシリーズ」は、永遠に残る。
 チャールトン・ヘストンの納谷悟朗さん、「ダーティハリー」の山田康雄さんも不滅です。

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