読書記録1「アインが見た、碧い空。」
日本の技能実習生制度について書いた本です。
技能実習生制度は、酷い制度だと思っていましたが、この本を読んで、どれほど、どのように酷いのか理解ができました。
厚生労働省のホームページによれば、
外国人技能実習制度は、「我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としております。」
と説明されています。
しかし、実際には、ほどんどの技能実習生は、日本では誰でもできる単純作業に従事することが多く、帰国後のキャリアに役立つような技能、技術を身に着けるチャンスを与えられていません。
これは、技能実習生のキャリアの大事な3年間を無駄に過ごさせるという、犯罪的な制度だと言えるかも知れません。
私たちが知るべき大事なことを分かりやすく教えてくれるという意味で、この本は、とても貴重な本だと思います。是非、読んでみてください。