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バカリズムが持っている2つの才能とは|はじめてのnote

皆さん、しゃーさんせ!
まつとーやこと、松島冬也(まつしまとうや)です。


雑記[クリスマスの件]


私は2024年の12.18にこの記事を書いているのですが、クリスマスまであと一週間を切っているのにもかかわらず、遊ぶ予定が0である事実に大変焦っております。

大学に入る前は、大学生というのは無条件でクリスマスには恋人と遊べるものであると考えておりました。(なんてピュアなんだ)

まあ、24・25は一人楽しくケーキでも食べるとして、第2回目の記事早速スタートです!

一番最初の記事で、noteを始めた理由として、

大人が気軽に教養を学べるスクールを創る、

という夢を叶えるため。


と書きました。ぜひまだご覧になっていない方はそちらの記事をチェケ👇してくれたらありがたいです!


記事はチェケ👍してくれましたでしょうか???
してくれていることでしょう!👌

さて、今回の記事では

もう一つの夢

についてを語ろうと思います。

その夢とは、

バカリズムさんに「面白い!」と言わせる

こと、です。

 おそらく皆さんご存じの通り、バカリズムさんは、ピンで活動されているお笑い芸人さんです。もともとR-1グランプリなどのお笑いシーンのみで活躍をしていましたが、今ではナレーター、司会者、脚本家、俳優、作詞家など、その活動の幅を大きく広げています。

 自身が脚本を務め、出演も果たしているテレビドラマ『ブラッシュアップライフ』では、幾つもの賞を受賞しており、日本中でムーブメントを巻き起こしました。

 私はそのブラッシュアップライフをはじめとしたバカリさん(敬意を込めて)の作品が大好きで、何度もテレビで見返してきました。

絵本にはこうやって興味をもつた


 私が絵本に興味をもったのは、高校生のころ。たまたま本屋さんで『としょかんライオン』という絵本を読んでその場で大泣きする程感動し、自分もこんな作品を創りたい!という強い思いに駆られたのがきっかけです。

 そうして私は自分なりに試行錯誤して、ノートに絵本的なものを作っては友達に見せたりしていました。
 高校生の私が作る物語は、とにかく登場人物全員がとがっていて全くかぶらない。各々が特別なパワーをもっていたり、普通の人間が亜空間で冒険をし、その過程で同じく亜空間をさまよう五十嵐ルミと出会tt,,,恥ずかしいのでもうやめます。

まあとにかく、ワンピースやスラムダンク、僕のヒーローアカデミアのように、個人個人をなんとか際立たせよう!という作風だったのです。

そんな時に、私は『架空OL日記』(いまでも月1で見てる)というバカリさんの作品に出会います。

この出会いが、人生を変えました。

 『架空OL日記』当時の僕には衝撃の、「ただのOL」が何人かで会話を繰り広げるだけのドラマでした。特出するキャラクターもなく、思いっきり感動する場面もそれほどない。「図書館にライオンがくる」みたいなキャラが激尖りしているような作品にばかり惹かれていた僕が、この波風の揺らがない『架空OL日記』という作品にのめりこむように見ていたのです。

バカリズムの二つの才能は○○と○○だった。


 それはなぜか。

答えはすぐわかりました。「言語化」「演技じゃない演技」です。

 まず言語化についてですが、架空OL日記では「リップクリームをなくしたと思って買ったらカバンの底の方に入ってた」とか、「カバンの中でイヤフォンのコードが絡まってて、冬だからそれにたいしてすごくイラっとしちゃう」とか、「雨の日の満員電車でおっさんとどうしてもくっつきたくない」とか、日常の中で皆がなんとなく無意識下で感じていることを、細部まで描写しているんです。これが、言語化。なんとなくを、一つの事象として捉え、それを表現するチカラです。

 高校生の頃の僕は、見せ場を作ることに焦って、そこまでの過程はただの直線的な描写でしたが、バカリさんはゴールまでの過程に何個もうねりをつくっていたのです。

 そのうねりの部分に私は「確かに確かに!!」と、普段からなんとなく感じていたことに対して自分が言語化できているような気持ちになり、快楽を得ていたのです。(快楽て,,,)

 これを例えるなら、小さい子どもとお母さんがしりとりをしていて、お母さんが子どもにジェスチャーでヒントを与え(ここではりんごを食べるしぐさをしたとして)、子どもが「りんご!」とこたえるようなものです。お母さんが分かりやすいヒントを出しているんだけど、子どもは自分がりんごをひらめいたかのように感じる、みたいな。(例えわかりずらいのはホントにすいません)

僕はまんまと、「りんご!」とあたかも自分だけが閃いていたかのように言っていたのです。

この視聴者を世界に引きずり込む言語化する力が一つ。


そして、「演技じゃない演技」というのが2つめです。

よくドラマなどで、「日常でそんなこと言わないだろ,,,」というシーンありませんか?

私はそういうので少し冷めてしまうところがあり、演技すぎるシーンを見るときは心がキュッとなります。(生意気やな)

ただ、この架空OL日記では、全く演技演技していない。
会話一つ一つにウソがないんです。

でも、演技ではあるんです。

本来ならあれほど会話は円滑にはいかないし、順番に一人一人しゃべる場面なんておそらくほとんどないでしょう。

リアリティを、美しい形で演じているのです。

これを例えると、「ディズニーランド」に近いかなと僕は思います。

ディズニーランドに行くと、「わーヨーロッパみたいできれいだなあ」と思いますよね?

でも、ヨーロッパにも汚いエリアはたくさん存在していますし、歩いていて楽しくない場所がほとんど。(留学したことあるので)

つまり、ディズニーランドは、ヨーロッパを創っているのではなく、日本人がイメージする理想のヨーロッパを創り出しているのです。

架空OL日記でも、この「ディズニー化」がうまくなされていて、本当のOLの会話を展開しているのではなく、人々がイメージする理想の「普通のOLの会話」を展開しているのです。

架空OL日記は一言一言、このディズニー化を行っているので、見ていてずっと楽しいのです。

この、言語化と演技じゃない演技こそ、バカリズム作品の真髄。

ブラッシュアップライフでも、我々が「あ!確かにある!」と自分がそのあるあるを発見したかのような感情を引き起こし、「これが普通の会話だよねー」という人々の理想を繰り広げているのです。

ちょっと、長くなりましたが、どうでしょう。
バカリズム作品のすごさが伝わったでしょうか。


今私は絵本で、このバカリイズムを体現しようと頑張っています。

そしていつかは、鬼才・升野英知さん(バカリズムさんの本名)に面白い!と言ってもらいたい。

これが私の,,,


これが私の、アナザードリームです。

今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました。

それじゃあ、いきましょう!せーーの!!!

しゃーさんせ!!!!


次の記事もお楽しみに!
(あと、バカリズムさんの他の作品も図抜けて面白いのでぜひチェケ👍)

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大学生絵本作家 まつとーや【松島冬也】
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