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私は、誰もが知ってるあの有名人の知り合いと知り合いです。

有名人に遭遇したらテンションが上がる。人に言わずにはいられない。ましてや自分が、「有名人と知り合い」だとしたら、やはり人に言いたくなるだろう。

「私は、誰もが知っているあの有名人と知り合いです」

こう言われた人は「『有名人の知り合い』と知り合い」だ。これもまあ、人に言いたくなる。

「私は、誰もが知っているあの有名人の知り合いと知り合いです」


字面にすると、何がおかしいが、実際自分は人に話している。で、これを言われた人は

「『有名人の知り合いの知り合い』」と知り合いだ。 
流石にこれは…と思うが、これも多分人に言ってる。

「私は、誰もが知っているあの有名人の知り合いの知り合いと知り合いです」


こうやって「知り合い」自慢が拡散していく。


「知り合いの知り合い」そしてそれ以降の話は、冷静に考えるとかなりどうでもいい。聞かされる側に関係ないにも程がある。

さらに言うとスタート段階
有名人と「知り合い」という時点で、実はどうでもいい

その人が有名人な訳ではない。
聞く側にとっては、知り合いだろうと、知り合いの知り合いだろうと、よくよく考えると関係ない。

つまり、有名人と知り合いだとしても、それを口外して ない方がいい。知り合いである事は偶然に過ぎないし、それであなたが偉く見えるわけでもなんでもない。

むしろ逆に『えっ?その割にはあなた自身は凡人よね…それくらいしか自慢できる事ないんだ…』と、しょうもない人認定されるリスクすらある。

いや、でも言いたい。
自分はそれでも言わせて欲しい…

有名人の知り合いが出来てから、考えよう。


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