闘う妹
お盆休みで妹に会いにいった。朗らかで面倒見のいい妹は、2年前に亡くなった父親と同居して介護を担ってくれ、頼りない姉から見たらどっちが姉かわからない。
そんな妹は40代から脊髄小脳変性症という難病を発病し、現在は徐々に歩くことかできなくなっている。
家の中では杖を使って移動しているが、買い物や通院などは車椅子が必要である。
日常生活は、姪っ子が家事に通院によく世話をしてくれている。それでも妹はできる範囲で家事やいろんなことを器用にこなしている。
やみくもに病を怖がることもなく力強く病と付き合っていくと淡々と話す妹。
しかも、同居している妹の旦那さんは心臓病で
家の中で療養しながら過ごしている。
妹は、自分の身だけでなく旦那さんのことも
気遣いながらいつも笑顔だ。
大変ですね~がんばって、無理しないで…など安易な声かけ不要!力いっぱい日々送っている妹にそんなことは言えない。
お盆休みオリンピックやスポーツの番組を見ることが多かった、メダリストたちの闘う姿を見ていると妹のようだと感じた。メダルを惜しくも取れなくてもどんなに心動かされるアスリートたちの姿
私にできることないか…
そんな闘う妹を見守り、応援しながら
そして誇りに思う。