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【教員からの転職】独学で公務員職務経験者試験に通過した勉強法(一般教養)
私は今年本格的に転職活動をするにあたり、独学で公務員試験にのぞみました。
ネット上の「職務経験者試験は面接重視のところが多いので比較的通りやすい」という言葉を頼りに自力で対策をして
政令指定都市→職務基礎力試験(BEST)→面接→プレゼンと論文※
県庁→一般的な教養試験と職務論文→性格検査と面接
国家一般(地方機関)→職務論文と適性検査→面接
の全てをなんとか通過しました( *˙ω˙*)و グッ!
※政令指定都市は2次まで通過したものの辞退したのでプレゼン試験はやってないですが、論文は1次試験の時に一緒に書きました。
新卒の時の公務員試験より受かりやすいと思うのですが、
そうはいっても仕事をしながらそれなりに対策したので
ここではどんな風に勉強したか書いていきたいなあと思います。
1.試験内容と対策
①「地方初級 教養試験 過去問350」が一通り解ければOKらしい
いくつかネット上で情報源にあたったのですが、決まって↑のように書いてありました。(そして実際そうでした!)
出題内容は
【一般知能】文章理解(英文・現代文)、数的推理、判断推理、資料解釈
【一般知識】政治、経済、法律、時事、日本史、世界史、物理、化学
という感じです。
まずは「地方初級 教養試験 過去問350」を本屋さんでパラパラ~っと見てみることをお勧めします。大体内容が把握できます。
また、自治体によっては過去問を掲載している所もあるので、チェックしてみるのもおすすめです。
②過去問を見てみると…
私もまずは本屋さんでパラパラ~っと「地方初級 教養試験 過去問350」を見ました。そして、薄々そうだろうと思っていたのですが、はっきり自覚しました。
理系科目がまったくわからん…Σ( ̄□ ̄|||)
幸い
英語は転職のためここ2年でTOEIC765点をとり、毎日勉強を続けていた
国語は元々得意
地歴公民科の教員で世界史、公共(現代社会)、地理を授業しているので社会系は問題なし
だったので、文系科目の学び直しは必要なかったのですが、
数学・生物・化学・物理はちんぷんかんぷんでした。
また、私は日本史は授業を持っていないので、日本史も細部がわからず…
学び直しが必要だと思って
公務員一般教養用の参考書を買ってみたりしたのですが、
文系科目も含めてざっくり概要が載っているだけの参考書では全然分からず…( ;∀;)
解き方やそもそもの根本的な所がよく思い出せないので、覚えるポイントだけ一覧になっている参考書では頭に入ってこない…!
2.どう学び直した?
①高校生向け問題集コーナーへ💨
理系科目と日本史がまったくわからん…と気づいたわけなのですが、
日々定期考査にヒイヒイ言っている高校生を励ましていた経験が役に立ち(笑)、
理科は「基礎」
数学は「Ⅰ・A」
日本史は概要だけ
っぽいというのはわかりました。
共通テストほどの捻りはなさそうというか…偏差値50くらいの高校の定期テストで、いい点とれるレベルに把握できれば良さそう。
※あくまで私の感覚です
そこで私は↓の問題集を使いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1734834502-Ylzw9QS6ItKAEnboZ8dJeGHv.jpg?width=1200)
結局理科は深追いせず、出ても数問だからとほぼ捨てたようなものなのですが…
せめて過去問350の解説を読んで理解できるくらいにはなっておこう、とこのワークたちで基礎的な内容を思い出しました。写真の問題集たちは書き込みながら理解していけるつくりです。私は文字だけ追う参考書が苦手で、とにかく手を動かして考えたいタイプなので、合っていました(๑•̀ㅂ•́)و
ネットでも買えますが、本屋さんに行って高校生の参考書コーナーで現物を見るのがおすすめです。
ちなみに高校生の参考書コーナーは普通に教員も利用するので(私も私の同僚も利用していた)大人がいても全然違和感ないですよ。
②過去問350は3年分集めて解いた
![](https://assets.st-note.com/img/1734853335-4K8R3WvMXTYtNJPLbAZlyVQ6.jpg?width=1200)
最初は今年発売分(2025年度版)だけを解いていたのですが、繰り返すうちに「これって順番で来ているから答えを覚えているのか、本当に理解しているのか、どっちだ?」となり、
ヤフオクとメルカリで2024年度版と2023年度版を購入しました。
古い過去問を買ったアホと思われたかもしれないけど…(^_^;)
違うよ!敢えてだよ!と言いたい。
正直2024年度版も2023年度版もかなり内容は重複しているのですが、問題の配列が変わっているのと、最初の予想問題の部分が変わっているので、マンネリ化しなくてよかったです。
3. 勉強時間
① 夏の終わりから超集中
本気を出したのは8月の最終週くらいからです。
平日は30分~2時間程度、休日はとにかくできる限り勉強していました。
しかし年齢なのか、あまり長時間集中できず…( ;∀;)
休日でも最大6時間くらいです。
勉強時間を管理するアプリを使ってモチベーションを高めていたのですが、
平均すると1か月間は1時間半くらい勉強していたようです。
② 勉強時間管理アプリ
私が使ってたのはYeolpumtaという勉強時間記録アプリです。
↑Google ↓Appel
良かったポイントは
自分で勉強内容を色分けできる
日・週・月・項目別・時間別など、様々な点から自分の勉強時間がグラフになっているのを見ることができる
勉強時間記録中でも開くことができるアプリを指定できる
私にとっては一番最後の部分がとても重要でした!
勉強中にスマホを触れないようにする勉強アプリが多いのですが、
私は英語の勉強やSPIの勉強をスマホアプリでやり、検索なんかもスマホでやりたかったので、完全に何も使えなくなると不便でした。
一方で自分がどれぐらい集中できたか、どれぐらい勉強時間が積み重なっているかが可視化されることがモチベーションになるタイプなので、
このアプリは本当に合っていました!
何なら今も使っています。
4.本番どうだった?
①一般的な教養試験
私が受けた県の県庁の方は一般的な公務員試験っぽいつくりでしたが、時間(50題2時間30分)はギリギリでした。そして出来も結構ギリギリな気がする…(^o^;)
まあ大丈夫だろうと思っていた政治や経済の分野が自信がなかったです。
ギリギリまで「どうかな?」「受かっているかな?」とそわそわしていましたが、通っていました。「地方上級 教養試験 過去問500」もやってもよかったのかもしれない…でも通ったからいいのか…(´-﹏-`;)ウーン
職務論文の方には自信があったので、そっちでカバーできたかなとも思います。詳しくはまた書きたいなあと思っているのですが、
こちらの記事がめちゃめちゃ参考になり、これを読んで書いたらバッチリ通りました(๑•̀ㅂ•́)و✧↓↓↓↓
②BEST-A
私が受けた政令指定都市は職務基礎力試験(BEST-A)という試験でした。
下調べ不足でこの「BEST-A」というのを知らなかったのですが、
県の試験に比べて簡単に感じました。
試験が終わってから検索したら「BEST-Aは簡単」と出てきたので
あ、みんなそうなのね(;^ω^)
となりました。
時間も余裕をもって解けました(60題60分)し、答えにも自信がありました。
市役所はその後、2次で面接、3次でプレゼン試験があり、
そちらの配点がかなり高かったので、
あくまで基礎的な能力を確認するだけのものなのだろうな~と思います。
「地方初級 教養試験 過去問350」が一通り解ければ楽々とれると思います。
5.おわりに
長々読んでいただきありがとうございました。私はもともと資格の勉強とかも好きで、スイッチが入ると頑張れるのですが、それでも仕事しながらの公務員試験は「めんどくさいよ〜(;´д`)」とウダウダしながらやっていました。
私の場合は
「それでも私は今の仕事をやめたい(TT)」
と思ったので続けられましたし、
仕事でムカつくことがあるたびに(そうしょっちゅうあるわけじゃないですが)
「はーもう無理無理、ぜってーやめてやる_φ(・_・#)カキカキ」
というモチベーションの保ち方をしていました。
転職って、結構精神的にも物理的にも大変だなあと思ったのですが、
それでもやっぱり変わりたいとか新しい仕事をしたいとか、強い気持ちが原動力になると思います。
逆に試験や面接にどうしてもモチベーションが上がらなくて
やっぱり今の仕事を続けようとか、
ちょっと今はもう少し休もうとか、
思うのは、そういう時期なのだと思いますし、自分の直感として無視してはいけないんじゃないかと思います。
私もこの、
「はーもう無理無理、ぜってーやめてやる(# ゚Д゚)」
に達するまでに2年かかりました。
これから転職される方、
モチベーション保てるか不安な方、
自分を信じていくらでもどのようにでも
方向転換して、そういう自分を肯定してほしいなあと思います。
何を偉そうにって感じですが、私は自分で自分の選択を褒めまくってきました(笑)
そして、
でもやっぱり試験頑張ろうという方に
この記事が参考になったら幸いです(๑•̀ㅂ•́)و