母の思考が私にとっては目からウロコだった話

今回は今年6月頃にあったので出来事についてです。この出来事についてなぜ書こうと思ったかと言うと、「なぜこんな気持ちになるんだろう」と考えた時新たな発見があったからです。

今から話す話を一言で書くと
「同期が電話を取らなくてイライラする」です。めちゃめちゃシンプル。

それでは本題です。
私の勤めている会社では取引先の電話はその取引先の事務担当者が取るシステムになっています。どうしても席を外して担当者がいない時は代わりに他の事務員が電話を取ります。
私のイライラはその代わりに出る電話が原因です。私には同い年の同期入社が1人いるのですが、私の手が空いていたら100%電話を取りません。
そもそも私が勤めている会社は全社員数が10数名の会社です。何人か席を外すともう私が同期しか席に着いている正社員がいなくなります。
一緒に事務をしているパートさんも数名いらっしゃるのですが、正社員がいるのにパートさんに取らせる訳にもいきません。
なので私か同期が取るしかありません。
そんな状況で同期は全く知らん顔して自分の作業続けるのです。

それ以外にも、先輩が席を外している時の来客対応、郵便物の受け取りなど正社員がやらないといけない対応は全て私がやります。
同期はあなたが行くでしょという感じでこちらの様子を伺う素振りを見せるだけです。
私はそのやる気のない態度に「嫌でもお金もらってるんだからちゃんとしてよ、、」とイライラしていました。

私はこの話を世間話の軽い気持ちで母に話しました。
すると、母から思いがけない言葉が帰ってきました。

「取らないんじゃなくて取れないんじゃ無いの?あなたが助けてあげればいいじゃない?」

私はそんなこと考えたことも無かったので本当に驚きました。
同期に他の電話対応や来客対応が出来るキャパが残ってないという考えが全く無かったし、自分の器の小ささにも気付いていなかったからです。

そもそもなんでイライラしているか考えてみると「私ができる程度のことみんな出来るに決まってる。だからやらない同期は怠けている。」という思い込み、決めつけていたのです。私は私自身も同期のことも下げてしまう1番マイナスな思考をしてしまっていました。

母はこうも言ってくれました。
「自分にとって普通に出来ることで評価を上げられるチャンスじゃない。そんなラッキーな事ないよ。」

私はなるほどと思いました。母の持っている考えこそが誰も落とさないプラスの思考だと思ったからです。
同期が出来ないのはキャパオーバーでしょうがない。仕事は助け合いだから、電話対応は出来る私やる。
それに普通に出来る事で評価が上がるならラッキーだ。
そう解釈すると確かに自然とイライラすることはなりました。

そう考えると、来客対応の時様子を伺っていたのは、キャパオーバーで出来ないけど、同期なりに申し訳なく思って気を使ってくれていたのかなとか良いようにに考えることが出来ました。

私はこの経験から考え方で感じ方が変わるを身をもって知ることが出来ました。
もちろん、本当のことは分かりません。事実は対応がだるいと思った同期が私に仕事を押し付けているだけかも知れません。
でも、もし仮にそれが事実だったとしても、母のような考え方の方が自分の人生をよりよくしてくれると思いました。
そして、母はあらためて器の大きな人だなと尊敬しました。

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