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当たり前すぎてスルーしているけど実は不思議なこと。凄いこと。

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「当たり前」としているものも、視点を変えれば、不思議なことや凄いことってそこらじゅうにある。それを拾って書いてみる。
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大海の記憶を宿すちりめんじゃこ

ちりめんじゃこ。 縮緬雑魚。 食べたことあります? わたしは大好きです。 シンプルにお醤油かけて食べます。 ああ。美味しい。 で、ある日 このちりめんじゃこを食そうとして思ったんです。 『このちりめんじゃこ達は、 わたしの知らない深い大海を泳いでいたんだ。 わたしがきっと生涯もぐることのないその海の 景色を、感触を、知っていたんだ。』 と。 大海の記憶を宿したちりめんじゃこ。 わたしが生涯訪れることのないであろう場所、 目の前のちりめんじゃこはそこにいたんだ。

近くても出会わない人がいる不思議

家のすぐ目の前に、マンションがあるんです。 まぁ、全くもって珍しくないことです。 それにしても、 更地があると、すぐマンション建つよなぁ。 で、そのマンションに住む人とは 交流はありません。 どの階のどの部屋に誰が住んでいるのか 全く知りません。 管理人でもないのに、知ってたら逆に怖いか。 要は、 こんなに至近距離に住んでいるのに 全く面識がない人が沢山いる。 かたや、 県外や海外の遠く離れた場所に住んでいて お互いの存在を知っている人、 大切に思い合っている人が沢山

どうぞ、お気に召す方を

目の前にある 温かくてジューシーで美味しそうな料理と 冷めてパサパサしてて不味そうな料理と。 「お好きな方を召し上がれ」 と言われたらどっち食べる? 素直に美味しそうな方を選べば良いよね。 なのに、 『好きな方なんて、都合の良い事があるわけない』 『美味しそうな方は、あとからお金請求されるかも』 『私にはどうせ冷えてパサパサが似合ってるんだ』 とかグチャグチャ考えて、不味い方を選ぶ人がいたら。 おいおい、なんつー被害妄想・・・・って、あきれません? でもこれ

なるようになるというのは

なるようになる。 というか、なるようにしかならんのね。 で、なるようにってどうなるのかっていうと、 そうなるしかならないように。 そうなるしかないってことは、 もうほかにどうもなりようがないってことで、 だから、 なったことは最善としか言えんのです。 ありとあらゆることが関連しあって、そうなるから。 調和の上でのなりようだから。 その最善って、特定の個人の都合をとっぱらった 全体としての最善。 でも、全体の最善ってことは、その全体にはあなたも入っているか

えらいちがい

しんどいけど、楽しいこともあるから、続ける のと、 楽しいから、しんどいことがあっても、続ける のとでは、 似ているようでえらい違う。恐ろしく違う。鬼違う。 この文面だけで見ると、そりゃあ楽しいベースを選ぶと思う。 だけど、事実、体験すると体感に惑わされる。 どういうことか。 「しんどいベース」に現れる「楽しい」は、 時としてめちゃめちゃ価値あるように感じるから、 「楽しい」のグレードが自動的に高設定される。 こうなると、この「楽しい」をご褒美に頑張れてしま

それ以上のもの

今、手にしていないものは この先で手にするかもしれないし、 この先も手にしないかもしれない。 確かなのは、今は、まだ、ここに、ない、 というだけ。 この先で手にするのだと、そういうことにするなら、 今、すでに、どこかにある、と 存在を感じればいい。 そして、あとは、最善のタイミングでここに来るだけ、と。 もしそれでも、この先の今で手にすることのないものなら、 全体にとってその方が良かったのだ。 全体には自分も含まれるから、 すなわち、自分にとっても

それこそが御意向

今のままで自分で 今この場所で 起こせる行動が 何かしらある。 そして 何かしら行動を起こせば 今が変わる。 今が変われば 変わった今で 次に起こせる行動が 何かしらある。 今ここでの行動が次の今を生じさせる。 その繰り返しで 今の自分には予測不可能な出来事が いまに今起きて来る。 だから、 今のままの自分で 今この場所で 起こせる行動が 何かしらあるということは それこそが 天の、神の、大いなるものの 御意向。 ん? なんか、

見えない世界との繋がりだらけ

鎖骨から下 おへそのあたりまで その間に収まっているはずの全ての内臓がなく 空洞だったとしても。 あれだけの量のものが その空間に入り切るのというのが 魔訶不思議なり。 すごいな、 フードファイターの人達。 どう収まっているのだろうか。 四次元空間か? これだって 見えない世界。 最近、フードファイターの人達の動画を しょっちゅう観ている。 何故気になる? 何のメッセージだ?と問うなら ここにも 見えない世界。 見えない世界との繋がりは そ

奇跡をアシストしあっている 後編:わたし、アシストされたんだわ編

とあるお話会の会場に入ると、すでにたくさんの人が。 スピーカーの方の人気の高さを物語る、 広い会場、たくさんの席数、幅広い年齢層の参加者。 「おおぅ・・・。すごいなぁ。」 わたしは、空いていた中では一番前方に近い場所に着席。 開始までの時間を 周りの人達をなんとなく眺めながら過ごした。 開始時間間際になると、どんどん人が増えてほぼ満席。 なのに、わたしの右隣は空いたまま。 「わりと見やすい席なのになぁ。だれも来ないとかあるんかな。  あれ、ひょっとして嫌われてる?

奇跡をアシストしあっている 前編:わたし、アシストしたんだわ編

とあるセミナー会場に入り、真ん中寄りのやや後方に着席。 席は全体的にけっこう埋まっていて、場内もザワザワ。 ふと見ると、真ん中前方に一つ空席がある。 荷物も置かれていないし、まだだれも座っていない感じ。 「あー、あそこいいな。あそこに移動しようかな。」 普段ならそう思うと同時に動くのに、動かない自分。 「ん?あれ?行かないのか、わたし。  早く移動しないと、他の人が座るやん。」 どうしたどうした。 と自分で自分を不思議がっていると、 その席に今来た人が座った。 「

わたしたちは味変だ

味変なんですよ。あじへん。 食べてる途中に調味料とかで味を変えて、 美味しいものを最後まで、 もっと美味しく食べる楽しみ方をする、あれ。 フードファイターの人達が、 苦しくなってきた時にする、あれ。 ときには起死回生となる、あれ。 わたしたちは、 わたしたちの個性は、その「味変」。 大元はひとつ。 だから、その大元から生じているわたしたちは 同じもの。 わざわざ生じたのに、みんな一緒って 意味なく無いっすか? わざわざ生じさせたのに、どれも同じ味って 飽きるし、お

体感覚を観察する

体感覚を観察する。 体はとても正直で、雄弁。 だから、体の反応を知る事は自分を知る事。 知るためには、観察する。 淡い淡いその感覚を、つかまえる。 そうすると気付く事がある。 話を聞くだけだとなんともないが、 自分が話をすると、体温が上がるんだとか。 (うっすら汗かく) 誰かが誰かに一方的に文句を言ってる場面に出くわすと 胃の辺りが重くなるとか。 (自分は当事者ではないのに) 美術館では、目の前にした時に 特に何も感じない絵と 体がビリビリしてくる絵があるんだとか