誕生日のことを
あの日の朝も雨が降っててね
病院に着いた時には車から小走りして入ったよ
お腹にいる間中、ずーっと幸せなきもちでさ
妊娠っていうのはこんなに楽しいのか!!って
感動してた
(そういうものってわけじゃないことは、
カナタの時に痛感した笑)
元気な妊婦やったかあちゃんは
前日も服部緑地でオールディーズのみんなと
バーベキューしてて
その後じいちゃんちに帰った
夕方になんかちらほらお腹が痛くなってきてて
まだ違和感レベルやってんけど
ちょびっとずつ、陣痛がくっきりしてきてね
ごまかしごまかしやり過ごしてきたけど
夜の10時過ぎて病院に電話してみてん
「10分間隔で陣痛きてます」って
ほんなら「5分間隔になるまで頑張ってください」
って言われてさぁ、挫けそうになったんよなー
ただこう見えてかあちゃん、痛みには強いからさ
めっっっちゃ我慢して朝4時くらいまで耐えてん
もう必死よ
来てもらった父ちゃんに痛み逃すお手伝いとかしてもらいながら
もう一回電話したら来ていいよって言われたから
じいちゃん起こして連れてってもらってん
赤ちゃんが出てくるのに、子宮口が10センチ開いてないとあかんねんけどな、その時5センチ開いててんて。
そこから分娩の部屋に行って
当直の初めて会う先生と助産師さんが来て
他にもお産の人いたみたいで、みんなバタバタしてるねんけど、助産師さんかなんかわからんおばちゃんが
「体重2500くらいって聞いてますー?」って
聞いてきてんやん
なんの質問?と思いながらはいって答えたら
次になぜか「男の子ってきいてますよねー?」って。
は?
そん時な、性別楽しみにする派な父ちゃんの意向で
性別聞いてなかってんやん
せやのにそのおばちゃん言うてきてん
は??やろ?笑
父ちゃんめっちゃ静かーに怒っててさ
かあちゃん死ぬほど痛いのに「まあまあ、、」とか
なだめてさ
これ、なんの場面?ってなったわ
空気読んだおばちゃんが「じゃあ女の子とも聞いてないですよねー!」やって
遅いわ!
そんなハプニングがありながらも、いよいよ痛みが
尋常じゃなくて、マジ死にそうと思ってたら
「もういきんでいいよーー!!!」って言われて
「え、もう!?」って心の準備もできひんままに
がんばって2、3回いきんだらさ、出てきてん
5時44分、2496グラムの男の子
病院着いてから2時間足らずのスピード出産
ちっちゃー!!!かわいー!!!って
生まれた瞬間のうたの顔、今でもはっきり覚えてるわ
あの日から13年も経ったのねぇ
あの日から1日も、うたがいなかった日はなくて
命って不思議やなあって思ってる
きっと他の子よりもこの子は、早くにおとなになるんやろうなって、小さい頃からそう思ってたんよね
こちらの思いがどうあれ、なんとなく、そうなんやろうなって
凛々しくなったけど、優しさは小さい頃のまま
子守唄のように歌ってた
「ラブユーフォーエバー」という絵本の一節を
今日も贈ります
だいすきよ いつまでも
だいすきよ どんなときも
あなたが生きているかぎり
私はずっとあなたのおかあさん
詩太、13歳おめでとう
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