【女性の悩み】PMDDの病態【女性ホルモンの変動】
はじめに
PMDDって知ってる?という記事では、そういう女性特有病気があるんですよ。ということを知ってほしくて、簡単な要点を記載しました。
今回は、どのようにしてPMDDの症状が引き起こされているのか、という一歩踏み込んだ内容を記載したいと思います。
あくまでも、wikipediaやその他医師の方々が記載されているコラム等を参考にしていることを伝えておきます。
今回の要点
PMDDの詳しい症状
身体的な症状
精神的な症状
PMDDに関わるとされるホルモンについて
のラインナップで進行いたします!
PMDDの詳しい症状
PMDDによる症状は、身体的な症状と精神的な症状の2つにカテゴライズされそうです。
まずは身体的な症状から!
身体的な症状
腰痛 むくみ・全身のだるさ のぼせ・ほてり
下腹部痛 めまい 冷え
乳房の張り 頭痛 便秘
睡眠障害 関節痛・筋肉痛
などがあるようです。こちらはPMS(月経前症候群)でも見られる症状ですね。PMDDは、下記の精神的な症状がプラスしてみられます。
精神的な症状
感情の起伏がとても激しくなる イライラがひどくなる
ちょっとしたことで涙もろくなる 何もやる気がしなくなる
不安感がつきまとう 自己否定感や孤独感が強くなる
不眠・過眠など睡眠障害がでる
衝動的な言動が止められなくなる
過食・拒食など食行動が不安定になる
普段とは人が変わったようになってしまう
ときに「死んでしまいたい」と感じることがある
周囲の人にあたってしまい、関係が悪くなっている
学校、仕事、家庭生活などでトラブルになってしまう
たくさんありますね。今回は、以前の記事にも記載した症状をもう少し砕けた表現で記載しています。
診断するにおいては、2か月間(月経の2周期)以上の状態を見て診断する、ということのようです。
ですが、今もう辛い、と感じている人は今すぐにでも医師に相談してみましょう。
医師に相談すること自体で安心できますし、医師は辛さをわかってくれる存在となってくれるはずです。
ここで筆者が何を言いたいかというと、今が辛いなら無理や我慢をしないで!ということです。
PMDDに関わるとされるホルモンについて
月経に関する女性ホルモンは、2つあると言われています。
・エストロゲン
・プロゲステロン
この2つのホルモンの分泌が、増えたり減ったりすることで月経が発生しています。そして、PMSやPMDDの症状が出現している間、プロゲステロンが増加することで症状が引き起こされている、という説があるそうです。
しかし、はっきりとした原因は未だ解明されていないそうです。
そして、さらにこの女性ホルモンに関与しているのではないかと考えられているホルモンがこちらの2つ!
・セロトニン
・GABA
というホルモンです。ちょっと難しくなってしまいますが、女性ホルモンの増減によって、結果的にセロトニンとGABAが減少することで、精神的な症状が引き起こされているのではないか。と最近の研究では考えられているようです。
長くなってしまいますが、以下にセロトニンとGABAの効果についてさらっと記載しておきます。(本来はもっと効果・作用は多岐にわたる。)
セロトニン
別名「幸せホルモン」
興奮や不安といった状態を鎮め、リラックス状態にする
GABA
興奮や不安といった状態を鎮める
どちらも同じような効果があるようです。
リラックス状態を作ってくれるホルモンが減少すれば、不安・興奮といった症状が出てくると言われれば、たしかに。と納得できますね。
*効果は似ていても、作られる過程だったり、どのように作用しているか、という点は異なります。
まとめ
・PMDDでは、身体的な症状と精神的な症状がみられる。
・その症状は、2つの女性ホルモンであるプロゲステロン・エストロゲンが関与している。
・その女性ホルモンと連動し、セロトニン・GABAというホルモンが減少することで精神的な症状が出現すると考えられている。
という具合になりますね!
女性ホルモンとセロトニン・GABAの関与については大変過程が難しくなってしまうと思ったため大分端折っています。気になる方はそれぞれ調べてみると面白いかもしれません。