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「【まことちゃん】おもしろかったなあ」の巻
楳図かずおさんがお亡くなりになりましたね。
「まことちゃん」や「漂流教室」、「へび女」などの怪奇漫画で有名な漫画家で、私も大好きでした。
作品では特に「まことちゃん」がやはり強烈なイメージがありますね。
グワシやサバラなどのポーズ(っていうんですかね)も有名ですよね。といってももう知らない人も多いんでしょうか。
いわゆるキッズギャグ漫画の元祖とも言えますよね。劇画っぽい絵も強烈なインパクトでした。
ビチグソ、鼻水など小学生が好きそうなアイテムがてんこ盛りの面白い漫画でした。
実在の人物もよく漫画に出てきました。スターとしてエルビス・プレスリーとかね。桜田淳子って知ってますかね。昔のアイドルですが、漫画ではたしか新幹線の食堂車のシーンに登場していました。
まことちゃんがカレーを食べようとするんですが、新幹線の揺れでなかなか食べることができずに、スプーンに乗せたカレーを桜田淳子のミニスカートの中のパンツに付けてしまうという展開でした。
桜田淳子が乗客に頼まれて歌とダンスを披露するんですが、回転するときにパンツについたカレーが辺りに飛び散る、というまさに天才的な展開でした。
プレスリーは、まことちゃんの家にトイレを借りに来るという話があったと思います。トイレの壁に”ビチグソ”でサインを残していく、という斬新な展開でした。
「ザンギリ頭を叩いてみれば~」なんて言葉がありますが、日本史の授業で習う前にザンギリ頭という言葉を知ったのは、たしかまことちゃんからでしたね。
ショックなことがあった時の「ガーン!」という効果音がありますが、これは元祖ではないかもしれませんが、やはりまことちゃんの中で多用されていたので覚えたような気がします。古い表現ですが、今でも時々見かけますよね。※「ガビーン!」というのもありますね。
楳図さんは、年末ダウンタウンの「笑ってはいけない」にも出たことがありましたよね。これも笑激的に面白かった覚えがあります。
怪奇モノの漫画も面白いものが多かったです。「へび女」は有名ですが、「おろち」なんていうのもありました。
「漂流教室」は映画にもなりましたね。
アレ、監督は大林宣彦じゃなかったでしたっけ。原作もそうですが不思議な魅力がある作品でした。
面白い人だっただけに寂しいですね。
昔、高田馬場を歩いていると、時々派手な格好をした楳図さんをよく見かけたものです。
御冥福をお祈りいたします。