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45日目スペイン・ポルトガル 3,000kmのロードトリップスペインベテラン撮影コーディネーターのぶらり旅

45日目

今日はマドリードへの移動日。午前中は自由行動。私はウエスカの街を散策しに出る。街の中心部にあるミゲル・セルベ公園はとても高い木、池、子供コーナーの他に上から水が流れる噴水コーナーができていた。木陰のベンチで涼む人も多い。

公園

公園横の旧市街には古い大きな屋敷が沢山建っている。
祭りが終わったのでバルは休暇の張り紙が多い。観光客らしい人はほとんどいなくて、街に住む高齢者の姿を多く見かける。

外観

私は1871年創業からずっと営業し続けている、ヨーロッパ一古い食料品店 La confianzaに行く。表に「写真撮影は買った場合のみ」という張り紙あり。店内には常連客らしい人と、フランス人の家族がいた。私は大ベテランの老婦の順番を待って、鳥の形のクッキーを頼むと、「ウエスカのシンボルの鳥ですね」と言われた。それとLa Daliaというメーカーのパプリカ辛口を一缶買う。「地下のボデガを見ますか?」と聞かれたので、できたら是非と言ったら、階段の場所を教えてくれた。ここも買い物をした人だけが見ることができるスペース。調度何人かが階段ですれ違い、私が下に降りると誰もいなくて独り占め。ここは機械仕掛けの人形がいくつもあって、音楽も流れるタイムスリップしたような、不思議な空間。楽しかった。

店内
ここから地下へ
ウエスカの街並

早めのランチを軽くして、食休みをして今日はマドリッドまでの400km約4時間のロードトリップ。先週は祝日があり、8月15日で休暇を終える人と始める人の大移動があったので、月曜日の昼時間の車が少ない時間を狙っての移動。8月のマドリッドは暑いので皆休暇に行っていて、観光客も車も少ない。そして今日はドライブ日和の曇天。サラゴサまで長い真っ直ぐな道が平らな大地に続く。途中一時間半ほどAも運転。少しは慣れてきたようだが、ギアチェンジはまだまだ。マドリッドに近づくにつれトラックが多くなってきたので、運転交代。無事にマドリッドの地下鉄、テトゥアン駅に着く。Aが住んでいるのはマドリッドの中心街で許可無しで車で入ることができないので、ここから彼女は地下鉄で帰宅。7月25日からの彼女との休暇はここでおしまい。ほぼひと月、色んな所に行って、色んな人たちと会い、色んなものを見てとても充実した夏休みだった。ありがとう。

私は息子の義母の管理するすぐ近所の駐車場に車を停めさせてもらえるので、そこで息子と落ち合い、扉を開けてもらう。彼らの家には3泊4日の滞在予定。息子は8月は自宅で仕事、嫁は勤め先の大学に行くが、同僚たちは休暇中で一人で時短通勤なので気楽だそうだ。スペインの学校の夏休みは6月後半からほぼ3か月弱。孫は6、7月の両親が仕事をする間はサマースクールなどに行っていたが、8月は家にいる。シッターさんが来る日もあるが、今週は木曜日以降だそうで、明日はおばあちゃんの家に行くそうだ。共働きの家庭はどこも、この長い夏休みの間大変だ。

息子が夕飯を作ってくれた。今日はモロッコ料理。私が旅で見た象の水浴びの話が面白かったようで、孫はそこがどのぐらい大きなところなのか想像するのに色んなものを出してきて、考えていた。いつか一緒に行けるといいね。


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