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小学校卒業50周年記念スペインアンダルシア2人旅 12日目

マラガで買い物 ROと合流 スペイン一のパエージャ店でランチ アーユルヴェーダ Rさんの家に マラガ散策とタパスめぐり 絶景の夜景で乾杯

Yちゃんの帰国も近くなってきたので、マラガに買い物に行く。El Reloj で香辛料を色々と、アルガンオイル、プロポリスなど。私の一押しはLevantamuertos(死人も起こす)という自然の強壮剤。疲れたり、風邪のひき始めなど抵抗力が弱っている時にスプン一杯飲むと、俄然元気になる。買い物をしているとスペイン人の友人ROがやって来た。ここで合流するよう電話をしておいたのだ。

幸せな蜂の密箱の宝

次はやはり私のお勧め室内履き。内底にジェル状のものが入っていて、長く履いて立っていても疲れにくい。彼女はサンダルも買う。次は洋服屋、スペインらしい器が欲しいと言うので、民藝品屋兼バルLa recovaに行く。私達はが座って飲んで話している間、彼女は色々見て、リトグラフと絵皿を買うことにした。ROもナイスチョイス、とほめていた。そうこうしているうちに昼食のレストランの予約時間が近づいてきたので、駐車場の前でROとは別れて、私達は車で移動。

これで2人前 

Restaurante Los Reyesは今年の国内パエージャコンクールで一位になった店。明日はシーフードの予定なので、イベリコ豚のほほ肉とボレトゥスというキノコのパエージャと、待つ間ポテトサラダとガリシア風たこを半人前頼む。イベリコ豚は低音調理された塊がいくつも入っている。アリオリももらって、鍋から直接食べた。これは本場の食べ方。(笑)

Yちゃんはアルプハラで私の友人でアーユルヴェーダの専門家のMに気になる事を相談したら、いくつか処方してくれたので、マラガの彼の自宅を訪れ受け取る。詳しく色々説明を聞き、まずは1ヶ月試して続けるようなら日本で手に入る物を教えてくれるそうだ。この旅をきっかけに色々と改善したいと言う。お大事に。

今日はRさんと3人でマラガ散策とタパスを食べる予定。その前に今夜泊めてもらうので、お家に行ってベッドメイキングなどして小休止。Yちゃんは素敵なインテリアだとまた違ったお家を拝見できて喜んでいた。

こんなのも個人の船

バスでまずの方に出る。夏らしく、豪華な巨大ヨットが何隻も停泊している。マラガを中心としたコスタ・デル・ソルは、王家や政財界、石油王、俳優やミュージシャンなど世界のセレブに人気のリゾート。海、山といった自然はもとより、スペインで最もゴルフ場や美術館が多く、カジノやナイトライフも充実しているし、素晴らしいレストランも沢山ある。

太陽燦々

港の散歩道にはマラガの特産品のブースが沢山出ていた。Yちゃんはお土産のお菓子やベルモットのリザーブ酒、Rさんは珍しいマスカットの辛口ワイン、私は山羊のチーズ部門で1位になったという中にピスタチオが入ったチーズを買う。

アルハンブラのモデルはこの城

街中に入り、ローマ劇場、ピカソの生家、洗礼を受けた教会などを名所を見ながら必要な買い物もして、1軒目の La campanaに行く。最近リフォームしたばかり。生ビールの巨大タンクが入った。お目当てはConcha fina。マラガ名物生で食べる貝は、ハマグリと赤貝を混ぜたような味で、1つを開いた2つの貝にのせてきて、レモン、塩、胡椒が添えられる。ここのはいつも大きくて、とてもおいしい。torta de camarón と言うかき揚げを思わせる小エビをひよこ豆の粉でカリカリに揚げたものも食べる。

生の貝は最高

次に行こうと思ったところは混んでいて、カウンター席も一杯。仕方なく空いたら電話で知らせてくれるというリストに記入してもらう。しかし何分待つのかも全く分からないので、また歩きはじめる。大聖堂がライティングされて美しい。そう言えば先日Yちゃんと一緒に見た「世界ふれあい街歩き マラガ編」で取材した、昔からのタパスの店、Meson Lo Guenoに行ってみることにする。ところが目抜き通りのラリオスはなんとマラガのデザイナーたちのファッションショーの真っ最中。通りの反対側に行くには、遠回りしなくては行けない。やれやれ。Yちゃんは突然の展開に驚き、喜んでいる様子。

スペインらしい二品

ようやくたどり着いたが、カウンター席は一杯。調度入り口の席の二人が会計待ちなので、ここで待って座ることに。ここはほぼスペイン人で一杯。タパスではなくハーフか一人前になったが、メニューは変わっていないようだ。日本では食べられないもので、スペインらしいものというリクエストで、マグロのエスカベチェとミートボールのアーモンドソースを頼む。どちらもおいしかった。

この眺めはここだけ

締めにテラスで一杯飲もうと思うが、主だったところは外に列を作って待っているので、穴場に挑戦。以前撮影で使わせてもらったテラスを信徒会が資金集めにレストランにしている所がある。カウンター席なら一つのテーブルが空いているということで、上で使うことのできる10ユーロ券を買って、運よく直ぐに上がる。私とYちゃんはウォッカトニック。Rさんは赤ワインを頼み、乾杯。ここからのローマ劇場や城の眺めはマラガ一。うるさい音楽はないし、テーブル席は信徒会の人たちが穏やかに夕飯を食べている。良かった良かった。

穴場のテラス席

マラガも最近はすっかり人気観光地になり、オーバーツーリズム気味だが、今日はなんとか昔ながらのマラガらしい一日が過ごせた。Yちゃんには今までの村の暮らしから、一気に都会の喧騒というコントラストを楽しんでもらえたようだ。私達はタクシーで帰宅。街の夜はまだまだこれから。


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