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28日目スペイン・ポルトガル 3,000kmのロードトリップスペインベテラン撮影コーディネーターのぶらり旅
28日目
今朝は快晴。最高気温は25℃だが陽射しが強い。木陰がありそうな古代の石画を見に行こう。Estación Arqueolóxica Outeiro dos Lameirosはバヨナの山の民家のある細い道を登って行くと、途中で舗装道が終わるのでそこに車を停めて、ユーカリの香り高い道を歩いて10分ぐらいで着く。
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途中案内表示は一切無い。石で作った壁とここの説明看板が現れる。
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A.C.2000年前からの石に彫刻した壁画は全部で21、この辺りの石切り場や材木のための森で見つかった物が集められて展示されている。それぞれの石にガリシア語とスペイン語の解説あり。一番大きな物はイベリア半島一の大きさだそうだ。ガリシアに来てから今まで色んな石の作品を見てきたが、4000年前からこの辺りの人達は石に彫刻していたのだ。絵は円をたくさん描いたもの、細かい線が縦横に引かれたものがほとんどだが、一番大きいのは馬が沢山描かれている。当時から野生の馬がいたのだろう。日が高いと少し見にくいが、ずっと見つめ続けていると少しずつ見えてくる感覚が面白い。
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帰って私は昨日の旅日記を書く。色々起きたから書くのも大変。(笑)Aは海に泳ぎに。
Aの10代の時からの友人からこの夏はどこにいるのか?と連絡があって、返事を書いたら自分は今アストルガから1時間ほどの村にいるので寄るようにと言われたそうだ。彼は素晴らしい画家で、小さな村に劇場を作ったのを見に行きたいと言うので、月曜日にまず彼の所に寄ってお昼を食べ、しばし話してから、アストルガに行くことにする。
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ガウディの宮殿は月曜日の無料申込みの返事が翌日あって、19時から見せてくれる。ラッキー。
サンタンデールの友人は火曜日の夜、近くの宮殿でクラッシックのコンサートがあるが行かないかと知らせてくれる。22時開演でちょっと遅いが、行くことにする。どちらも楽しみ。
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夕方パラドールのある城壁内を散策しに行く。1ユーロ払うと入れて、パラドールで何か飲んだりすればこの分は値引きするそうだ。
城壁は以前歩いた下の道から15m 以上は高いところにあるので、また違った眺めで絶景。ビーチの横には大きな舞台が組まれていて、コンサートがあるらしい。公園には沢山のエアー遊具が設置された。昨日から圧倒的に人が増え、ビーチも街も賑やか。しかしここはたまに人とすれ違う位で、気持ち良い散歩ができた。
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私達のバヨナ滞在もあと僅か。日曜日には始めてのガリシア滞在で大変お世話になったPさんを訪ね、息子さん達とランチを食べる事になった。出発までの予定をざっと立てて、休む。
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