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全幅の信頼。

子どもたちと先生とが、お互いを完全に信頼しているのが、痛いほど伝わってきた。


小学校とは、こんなにも魅力的なところだったのか。6年かけて、こういう展開になるとは。

こんにちは、極夜です。
今日はまた、長女の学校のお話。
長女の学年(クラス)については、この記事で触れています。

「終わっちゃったな~、音楽会。楽しかった。
同じパートの人と音が揃うと、気持ちいい。」

市主催の小学校音楽会。市内の小学校6年生全員が参加し行われた。運動会より早くから準備してきた、大切な行事。


長女の学校の順番がきた。
音楽のM先生の合図で、演奏が始まった…




ちょっとこれ、超格好良いんですけど!!!

その超格好良い演奏をしているのが、わたしが見てきた、あの6年生達だなんて。



M先生は男性の教諭。3年生の時から、1年間の育児休業をはさみつつ、続けて音楽を担当していただいている。
長女のクラスは3年生になった頃から男子の態度がおかしくなり、授業が進まなくなった。クラス替えは2年に1度、持ち上がりとなるはずの4年生進級時に、特例のクラス替えが実施されたくらい。
授業を壊していた子達が例外的にキチンと話を聞いていたのが、実はこのM先生だった…




合唱が終わり、続いて合奏が始まる。
印象的な琴の音色に続いてキーボードが……??
おかしな音になってる…??
そこでM先生、演奏ストップさせた!
本番演奏中に機材トラブル発生。

客席がざわつくなか、落ち着いた動きでキーボードの交換、音出しを指示。
その間、舞台上の子どもたちは…
皆が、動揺する事もなく再開を(むしろゆったりと)待っていた。

そして再開。何事もなかったかのように。
揺るぎない、全幅の信頼。
M先生と子どもたちから、その思いがあふれている。きっと会場にいるすべての人がそれを感じたことだろう。
先生と生徒の間、そして同級生ひとりひとりの間に。

そこには、以前のような不穏な気配は微塵もない。


このクラス、この学年のメンバー揃って一緒に過ごすのはあとわずか4ヶ月。
中学からは2つの学校へ別れてしまうのだ。

だからこその、最後の大舞台。

おつかれさま。最高だったよ。

長女が使用した楽譜。ソプラノリコーダーパート。


読んでくれて、ありがとう。




















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