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準備万端ていつ?

大きな根を張ってから
芽を出すのではない
芽を出すから根が大きく深くなる



↓今日はこれを聴きながら書きました



自分は準備だけを頑張っていた


いつか地上に出るんだ!
そのためには万全でいなきゃ!と

この先なにが起こってもいいように
あらゆる方向を網羅しておけば安心

いろんな方向に根を張り漏れをふせぎ
怖い失敗を減らそうと頑張る

さらに
できれば失敗の可能性は0にしておきたいと
欲を出し本当に必要性があるかもわからないのに余計なもので身辺を固め始める

ドラクエでいうと
苦戦したくないからと初期村でレベル50にしてから行けば大丈夫だ!とザコ相手に少ない経験値稼ぎからいつまでも抜け出そうとしないのと同じ
ちょっと何言ってるかわかりませんね

英語はネイティブレベルにならなければ不安
起業資金は最低でも1,000万はないとダメだろうなぁ…顔も綺麗じゃないと...PCスキルもオフィスくらいは使いこなしてからでないと…

マジで終わりが見えなかった
一体自分はなにをしている人なのか

地下をひたすら掘りつづけ
どこへ行くのかわからないまま
日光を浴びる自分を夢見て
何年も暗い土の中をさまよった

なんなら
掘ってれば「頑張ってる人」と呼ばれるから
なんとなく進んでる気になって自分に酔った

自分に投資した勉強代は100万を超え

講座やセミナー、資格取得など 
それでもまだまだまだまだまだと一生不安だった
石橋を叩いて渡るっていうけどそういう慎重さも大事じゃん 自分はストイックで慎重なだけだと

これって要は・・・

表に芽を出す勇気を出さなくていいように
本当に大事な出発が怖すぎて
そんな自分を隠す隠れみのを作っていただけ

なんなら石橋を叩いてぶっ壊して
「ほらね、危ない橋だったんだよ(ドヤァ)」
臆病な自分を正当化してた

なぜ一生準備中なのか

こんなお話を聞いたことがある

ある旅人がひとりの老人に出会う
老人は不思議な財布をくれた

その財布は開くたびに金貨が生まれる
不思議な財布だった
いくらでも好きなだけ開け閉めして
金貨を山ほど手にしていい

ただし条件があった
その財布を捨てないと金貨は使えないのだ

老人が去ると旅人は昼夜問わず
寝ずに必死に財布を開け閉めした
夢中になってしまい気づくと何日も経っていた
旅人の横には使い切れないほど溢れた金貨

旅人は夢みた
いつかこの金貨で家を買うんだ
いい食事をとりうまい酒を飲むんだ


いずれ旅人は腹が減った
のども乾いた

それでも豪華な食事やいいワインが飲みたいから金貨を使わず我慢した
財布を捨てられず体は痩せ細り

とうとう金貨を一つも使わないまま
息絶えてしまった




これだけ準備すれば大丈夫かな・・・?
あれも必要かな
それもあったほうが無難だろうなと
永遠に準備してきた自分のよう

安心できる材料は
あればあるだけいいと思っていた

根を張る努力は
出発前の荷造りは

地上に伸びる大きさを支えるだけの根が張られていれば十分なのだ
そこから足りない部分は地上で伸びる時に的確に必要性を感じることができる

むやみやたらに
あればあるだけいいと
動けなくなるほど荷物を大きくする必要なんてなかったんだ


ワンピースの主人公のルフィが第1話で
仲間がそろってから村を出る
ガトリング練習してから海に出る
だってどんな危険があるかわからないもん
とか言ってたらどう思うだろう?

いまある物資だけで出発したから
何が必要なのかを知った
ひとりで行動し始めたから仲間が来た


あったら安心かも と
予想ベースの準備は持ち腐れることもある
資格をとっても役に立たなかったのがそれだ

事実ベースで生まれた必要性だからこそ
100%必要なのだ

根を張る努力ばかりしてた
地上に伸びないとわからない努力がある

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