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軟部組織の障害と理学療法〜肩関節編⑥〜エコーを用いた動態評価の有用性は?
こんにちは〜
本日は肩関節と超音波でどこまで活用できるのか?
ということを記事にしていきます。
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エコーを用いた動態評価の有用性は?
● 関 節 運 動 に お け る 上腕 骨 頭 の 動 的 ア ラ イ メ ン ト を評 価 す る こ と が で き る。
●軟部組織の滑走性を可視化することで、治療対象の明確化につながる。
1 上腕骨頭の動的アライメント評価
上腕骨頭の動的アライメントを評価する方法としては、以下のようなものが考えられます。
視診:肩関節の運動時の上腕骨頭の動きを目で見て評価します。
触診:肩関節の運動時に上腕骨頭の位置や動きを触って評価します。
画像検査:レントゲンやMRIなどの画像検査で、上腕骨頭の位置や動きを評価します。
これらの評価方法を組み合わせることで、上腕骨頭の動的アライメント異常をより正確に把握することができます。
これからの臨床は超音波検査を用いることで診療が大幅に変わります。
レントゲンで見えないものが超音波ではリアルタイムですぐ検査ができます。
超音波での動的評価を下記に書いていきます。
◆ 肩峰下インピンジメントの動的評価 (図10)
臨床でインピンジメントの動的評価をする前。。。。。しないといけないことがあります。
疼痛誘発テスト:
Neerインピンジメントテスト:肩関節を強制的に屈曲させることで、腱板を肩峰に押し付け、痛みを誘発します。
Hawkins-Kennedyテスト:肩関節を90度屈曲し、内旋させることで、腱板を肩峰に押し付け、痛みを誘発します。
有痛弧サイン:肩関節の外転時に、特定の角度(60〜120度)で痛みが出現するかどうかを確認します。
肩甲骨運動の観察:肩甲骨の動きが正常かどうかを評価します。肩甲骨の動きが悪いと、肩峰下腔が狭くなり、インピンジメントが起こりやすくなります。
筋力評価:腱板や肩甲骨周囲筋の筋力を評価します。筋力低下があると、肩関節の安定性が低下し、インピンジメントが起こりやすくなります。
動作分析:肩関節を動かす際の姿勢や動作を観察し、インピンジメントを引き起こす可能性のある要因を特定します。
これらの評価を総合的に行うことで、肩峰下インピンジメントの動的な病態を把握し、適切な治療につなげることができます。
上記の所見があったときに超音波を用いてこの動的評価の威力が発揮されます。
● 肩 峰 に 対 す る 上腕 骨 頭 の ア ラ イ メ ン ト を 評 価 す る 。
●肩関節の屈曲や挙上位での内旋運動に伴って、肩峰下を大結節が通過できない様子を観察できる。
● 肩 峰 下 で の 上 腕 骨 頭 の 動 態 を 観 察 し な が ら、 挙 上 可 動 域 訓 練 を 行 う こ と で、 肩 峰 下 イ ン ピ ン ジ メ ン ト が 生じない範囲での挙上運動を実施することができる。
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◆肩後方タイトネスに伴う上腕骨頭偏位(図11)
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