見出し画像

2021.11.14 マメルリハの意地

今日は弟の短い滞在の最終日。
シャルにとって最愛の「人間のぱぱ」が帰る日。

それでもシャルは意地を張っているのかまだ弟にクシュクシュ(頭や首を撫でてもらうこと)をさせていなかった。

でも、弟がそんなシャルを握って手の中で動けない状態にしてもシャルは怒らない。シャルが指にとまらせないから弟が捕まえに行ったのだ。しかも握られた状態から解放されたシャルは、自分からは弟の手の上を降りない。私や母には握らせないし、握られたら暴れるのに。

その後弟の手から降ろされて鳥用アスレチックのプラスチックースの縁にとまっている時に、シャルは完全に弟に背中を向けていた。

そこを弟がシャルの尾羽・・というかお尻をピンとはじいてもシャルはお尻を向けたまま意に介さず。

私や母がそんなことをしたら怒るし、すぐ身体の向きを変えてまたお尻をはじかれないようにする。

弟がそのまま複数回お尻を弾いても怒りもせず身体の向きは変えないまま。

・・・・・・・・・・・・・何だかんだかまってほしいんじゃない。ぱぱに。遠まわしすぎる。

大好きなら素直に懐けばいいのに。シャルのプライドが許さないのだろうか。元々シャルは何か要求がある時以外は、素直に感情を表すのを好まないところがある。

その夜、弟が無事に帰り着いたと報告の連絡をしてきた時。
2度目に弟が来て帰った時のようにシャルは無反応だった。

ぱぱを大好きだけど期待しない。

求めない。

声が聴ければ嬉しい。

かまってくれればそれでいい。

受け身を貫くことで傷つかない。

・・・・・・・・・えーと、シャル。
勇気を出して恋に踏み出せない女みたいになっているが、だいじょうぶなの?もう少し素直になれば確実に想いは報われるよ?両想いだよ!

鳥嫌いの同居人がなぜこんな第三者の立場から複雑な気持ちにならねばならないのか。本当は両想いのシャルと弟はどうなるのだろう。

いいなと思ったら応援しよう!

稲生瀬鴉(いのうせあ)
最後までお読みいただきありがとうございました!もしある程度サポートをいただけるとnoteのための時間を作れるため、マメルリハの記事に画像が増えて、琅琊榜の記事の更新頻度が上がります。よろしくお願いします。