紹興酒おじさんの晩酌8▶︎ハマったきっかけ「女儿红十年」と牛すじ煮込
昨夜。自宅にて、真夜中の晩酌。
女儿红(ニョジコウ)は、日本でも数少ないお馴染みの紹興酒銘柄です。こんなエピソードを聞いたことはありませんか?
女の子が生まれたら酒を地中に埋め、その子が大人になって嫁ぐときに掘り起こして祝い酒として飲んだり、持たせたりする。
これは、紹興に古くから伝わる習慣です。今でも僅かながら、実際に行っている家庭もあるようです。去年、温州で案内してくれたヨカさんの親戚は黄酒を造っていますが、この習慣を未だに行っているとのことでした。その酒、飲んでみたいですよね!
https://80c.jp/column/20200620-1.html
日本で一般的なのは丸いボトルの5年物。今回飲んだものは、あまり流通していない10年物です。
ちょっと余談(僕が紹興酒にハマったきっかけ)
僕は、この女儿红10年を飲んで紹興酒にハマりました。
9年ほど前です。僕は、中華料理店に29歳のときに飛び込みました。その店は、紹興酒だけでなく、数多くの中国地酒を置いていました。
それまで、紹興酒自体、あまり飲んだことがありませんでした。なかなか慣れない味に「これ本当にみんな好きなの?」と困惑したものです。
お店の酒のラインナップに、女儿红10年もありました。女儿红含めて、毎日のように味見していました。
ある日、仕事後に仲間と他の中華料理店で紹興酒を飲みました。女儿红の5年でした。そして、衝撃を受けたのです。
「あの10年、めっちゃ美味しかったんだ・・・!」
そう。5年を飲んで、正直、物足りなさを痛烈に感じたのです。そして、やっと気づいたのです。女儿红10年の美味しさに。
とても興奮したのを覚えています。その興奮が、中国酒への好奇心をさらに駆り立てたのでした。
ああ、懐かしいな。
本編に戻ります。
すっきりとして無駄のないシャープな口当たり。久しぶりに飲みましたが、余計にそれを感じました。紹興酒において淡麗辛口代表と言ってよいと思います。
牛筋の煮込は、紹興酒と合うのですが、女儿红ではなかったかなと。もっとふくよかな感じな方がよきかな。でも、良いのです。十分、楽しい。十分、美味しい。
ファミマ限定のハイボールも購入しました。これまた甘すぎず、スッキリしていて、よき。
おまけのおつまみナッツたち。
さて、今夜はハナキン。何を飲もうかなぁ。また明日、更新します。
◉今日の紹興酒豆知識
紹興酒の製法「蒸し米の冷まし方」
紹興酒は、まず「淋飯酒(りんぱんしゅ)」を作ってから、それをもろみとして「攤飯酒(たんふぁんしゅ)」を作ります。それぞれの違いのひとつとして、蒸したお米の冷まし方が挙げられます。淋飯酒は蒸したあとに水をかけ(これを淋飯といいます)、攤飯酒は広げて自然に冷まします(これを攤飯といいます)。淋飯酒は速醸の酒として作られるため、「攤飯酒」が紹興酒の最も基本的な製法であるとされています。(別名で元紅酒とも言われます。)
◉YouTube「高円寺のバビロン」3回目更新です!
コスパ最高の中華居酒屋あすなろ(神田)へ行ったときの模様をアップしました!昭和風な居酒屋が好きな方にはおすすめしたい中華料理店です!
※去年撮影したものです
【東京中華】コスパ最強!紹興酒&白酒ボールが楽しめる貴重な昭和風中華居酒屋(神田)
▶︎駅からお店までの行き方
▶︎中華居酒屋「あすなろ」のメニュー
▶︎美味しい餃子!お得なおつまみたくさん
▶︎1合350円のお得な紹興酒登場!
▶︎白酒発見!解説してみました
▶︎メニューにはない白酒ボールをお願いしてみた
などなど