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紹興酒おじさんの晩酌25 『約10年ぶりの再会と、紹興酒。』


昨夜、お手伝いをしている中華料理店で嬉しいことがありました。


「don、あれ、誰かわかるか?」


お店に入ってきたお客さんを見て、お師さんはこっそり僕に言いました。しかし、失礼ながら、全っ然わかりません。。



「●●さんやで」



!!!!!!!!!!



僕が前のお店に入って少し経った頃、深夜によく来てくれていたお客さんでした。すっごい大人びた雰囲気に変わっていて、全っ然わからなかった(言い訳ですゴメンナサイ


僕のことなんて覚えちゃいないだろうと思って、普段通り、接客させていただきました。


でも、閉店間際。


「お兄さん、●●●にいたよね?」


笑顔で声をかけてくれました。


お会いできただけで嬉しいのに(わからなかったくせに)覚えていてくれていて、嬉しみの倍返しをいただいてしまいました!!!


前にいたお店に僕が入ったのは、ちょうど10年前でした。


面接を受けたのも、ちょうど今ぐらいの時期。僕の記憶力は自他共に認めるほど悪いのですが、入ったときのことはよく覚えています。

なぜなら、東北大震災が発生した後に面接を受けたからです。その後、採用になって、4月から働き始めたのです。

お店は18時から始まって朝の5時まで通し営業。場所は六本木。それまで縁のなかった場所で、勝手にアバンギャルドなイメージを抱いていた六本木での初勤務。これが、とっても楽しかったのです。個性的なお客さん、多い(笑)


そんな中で、仲良くさせていただいていたお客さんの1人でした。時には閉店時間を過ぎても酒の手は止まることなく、明るくなってから帰るのが定番となりました。


歳をとったもんで、すぐに感慨深くなってしまいますね。


再会によって、いろんな感情が湧いてきて、生きているんだなぁと実感しました。


前のお店を離れて、飲食業には戻らないと思っていたけど、コロナをきっかけに戻って、しかもそれは、前のお店で出会ったお師さんの元で。

そしてそのお店で、かつてお師さんと一緒に接客させていただいてたお客さんと再会する。


この10年間。お客さんにも、いろいろあったのだろうし

僕にもいろいろあったし

みんなみんな、そうだろう。



いろいろあるね。



うん、いろいろあるよな。




適当な僕は、もうそれだけで十分な気がする。


「いろいろ」の4文字で、全てを片付けたくなってくる。



いやぁ。しかし、縁だなぁ。いろいろな縁が、繋がった。



いろいろ。



色々。



いよいよ。



40台への滑走路となる一年、かぁ。




酒がすすむ。ぐびぐびぐびり。酒とも繋がる、夜。これは毎日か(照



そのお客さんは白酒が大好きということで、次回は白酒ペアリングコースでご案内することが決まりました(本気)蒸留酒のペアリングって初の試みですが(笑)とにかく楽しんでもらえるように思考試作思考試作思考試作思考がんばろ



結局、言いたいことは



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腐乳、ナッツ、紹興酒、うまっっっ


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#それぞれの10年

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Don | 中国酒探究家
主に中国酒にまつわる活動に充てさせていただきます。具体的には中国酒関連のイベント開催費や中国酒の研究費、現地への旅費、YouTubeの制作費用などです。お力添えを頂けたら嬉しいです!干杯!